全国でも有数の和梨産地である船橋市の梨を使った梨シャーベットの試作品が10月初旬に完成した。
「新高」「あきづき」を使った梨シャーベットに「カクテル」タイプも(関連画像)
梨シャーベットを開発したのは、二和で梨農家「船芳園」(船橋市二和東2)を営む加納芳光さん。自家製の梨をアイスクリーム製造を手掛けるアルトポンテ(松戸市)に持ち込み、シャーベットの試作品製造を依頼した。
今回の試作品は船橋産の「新高」「あきづき」を使い、海草由来の安定剤を加えてシャーベットに独特の食感を与え梨のシャリシャリした食感を再現させたもの。アルトポンテの高橋裕武社長は「梨本来の味とシャリシャリした歯触りを重視した試作品に仕上げた」と話す。
船芳園では先月も、二和の串焼き店「伏見屋」と協力して「梨カクテル」を開発し発表したばかり。梨を普及させるためのさまざまなコラボレーション について、「専門家の方々に意見を聞きながら船橋の梨を広めていきたい。今まで地元の梨を食べたことがない若い方にもおいしさを知っていただければ」と加納 さん。
今回試作で製造したシャーベットは総量2キロ程度。「今ある分が売れてしまったら終わり」という。価格は105ミリリットルで300円。