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習志野台で東日本大震災復興支援イベント「花いっぱい」 最終回に1万人

北習志野近隣公園の各所に人があふれた

北習志野近隣公園の各所に人があふれた

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 北習志野近隣公園(船橋市習志野台3)で3月12日、東日本大震災復興支援イベント「花いっぱい IN 習志野台」が行われ、最終回となる同イベントに約1万人が来場した。

習志野台で東日本大震災復興支援イベント「花いっぱい」 最終回に1万人

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 同イベントは、東日本大震災の翌年(2012年)から毎年開催してきたが、コロナ禍で2021年、2022年は開催を見合わせた。イベントを通じ、風評被害を受けていた福島や東北の農産物、ご当地グルメを販売することで被災地を応援し、被災地へ寄付や桜の木を贈るなど交流を続けてきた。

 主催は地域のつながりで結成された市民ボランティア団体「ともにがんばろう東日本実行委員会」。代表の森紳浩(のぶひろ)実行委員長を中心に、10回を目標に開催を続けてきた。途中、公民館で開催した年もあったが、2019年からは再び北習志野近隣公園を会場に、農産物や東北グルメの販売、地元小中学校の吹奏楽部などによるステージなどで来場者が1万人を超えるイベントになった。

 10回目は3年ぶりの開催となり、森さんは「実行委員のメンバーで昨秋、東北へ赴き、現地視察に行ってきた。以前のような仮設住居はなくなっていたし、各所では皆さんの復興への思いが詰まった新しい風景が広がっていて、私たちができることは、ある程度やってこられたのではないかと思う」と話す。

 会場にはパネル展示コーナーも設け、被災地各所で震災当初に撮影した写真と、再訪時に撮影してきた写真を展示した。

 販売ブースには東北各地、千葉県旭市などの農産物を販売するブースが並び、蒸しガキを頬張る人の姿も。花苗の販売には長蛇の列ができ、警察や消防車両、陸上自衛隊の車両展示ブースでは、実際に車中に乗り込んで記念撮影する人が列を作った。

 「今回は船橋を拠点に活動するキッチンカーがたくさん集まった」と話すのは実行委員会で広報を担当する堀田隆史さん。クレープ「しろのはち」や「KANマスキッチンカー」、高根木戸に店を構える「Kinari」、北習志野のドーナツ店「SIUNAUS Sweets」、習志野台の酒販店「酒の利根川」も出店した。

 ステージでは、習志野台第一小学校吹奏楽部、習志野台第二小学校器楽クラブ、習志野台中学校吹奏楽部、坪井中学校吹奏楽部、千葉日大第一中学・高等学校吹奏楽部が演奏を披露するなどし、被災地へのエールとした。

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