バインミー専門店「バインミー・サンドイッチ前原駅前店」(船橋市前原西7)が6月1日、 新京成線・前原駅の改札を出てすぐの場所にオープンした。
「バインミー・サンドイッチ」の外観=前原駅前にバインミー専門店
バインミー専門店として高田馬場(東京都新宿区)に本店を構え、吉祥寺、水道橋、神保町に続き、同店が千葉県内初の店舗となる。バインミーは、パンにレバーパテやなま酢などが入るベトナムのサンドイッチ。
店主のゆりさんは千葉市出身。ベトナム人の義弟を持ち、ゆりさん自身もベトナムが好きでバインミーも自ら作っていたことから、バインミー専門店やベトナム料理店に約3年勤務した経験を持つ。昨年9月からゆりさんが「一番おいしい」と感じたという都内の「バインミー・サンドイッチ」で勤務し、「もっと多くの人にバインミーのおいしさを伝えたい」と千葉県内にオープンした。
店舗面積はわずか1.29坪。窓から注文を受けて作るテイクアウト専門店。店頭には、メニューが分かりやすいように大きめの看板を設置している。
メニューは「前原駅前スペシャルバインミー」、「エビアボガドバインミー」(レギュラー650円、ミニ350円)と「練乳バインミー」(同350円、同200円)の3種類。「こだわりは『冷めてもおいしいパン』」と話す。具は全て手作りし、ローストポークは4時間かけて低温調理することで柔らかく仕上げるという。なますの野菜は素材に合わせて太さを変え、食感にもこだわる。
「お薦めは『前原駅前スペシャル』。現地ではあまり野菜を入れないが、たっぷり入れることで喜んでもらえる」と河井さん。出店時、「バインミーの店がないエリアなので不安もあったが、初日は『前原駅前スペシャルバインミー』が1時間で売り切れて驚いた」と話す。
来店した50代女性は「なますがとにかくおいしくて、週に1度は買いに来ている。やめられない」と笑顔で話す。「バインミーとは何」と尋ねる人の姿も多いという。
「ペースがつかめたら、チキンのバインミーなど今後メニューを増やしたい。野菜がたっぷり入ってさっぱりとして食べやすいと思うので、ヘルシーな食事をしている人や、あまりパンを食べない人にも、ぜひ食べてほしい」と呼びかける。
営業は水曜~土曜の11時~19時(売り切れ次第終了)。