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北習志野にベトナム料理店「ハノイフォー」 ベトナム人夫婦が本場の味を提供

ティエンさんとフォンさん夫婦(左から)

ティエンさんとフォンさん夫婦(左から)

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 新京成線・東葉高速鉄道線北習志野駅から8分ほど歩いた場所に11月4日、ベトナム料理店「HANOI PHO(ハノイフォー)」(習志野台2)がオープンした。

牛肉のフォーと揚げ春巻き、生春巻き

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 同店を営むのは、ベトナム出身のブイ・クエット・ティエンさんとティアン・フォンさん夫婦。2人は日本の文化に魅了され、7年前に留学で来日した。日本で店を開きたいという思いから定食店で接客を学び、今回のオープンに至った。北習志野にはベトナム人が多く住んでいるにもかかわらずベトナム料理店が少なかったことから、この場所で店を構えることに決めたという。

 店舗面積は約18坪。2人席が6卓、4人席2卓の全20席を用意。子ども用椅子もあり、ベビーカーでの入店も可能。

 ティエンさんは「お薦めは『ハノイ風本格牛肉のフォー』(890円)。毎日牛肉を8時間以上煮込み、スープに甘味を出している。パクチーが苦手な人は『なし』にもできる。テーブルに手作りのチリソース、ニンニク酢を置いているので、味を変化させながら楽しんでもらえたら」と話す。メニューは全てテイクアウト可能。

フォンさんは「まだ店内がシンプルだが、今後ハノイの風景の絵や写真などを飾って、日本人には旅行気分を、ベトナム人には故郷を思い出してもらるようにしたい」と話す。

 サイドメニューの「生春巻き」「ハノイの揚げ春巻き」(以上190円)は一本単位で注文できる。「揚げ春巻きは一度揚げてからノンフライヤーで油をカットしている。料理は油をほとんど使わず、砂糖やベトナムコーヒーも現地からこだわりのものを取り寄せている」とティエンさん。

 来店客の世代は幅広く、女性が多いという。ティエンさんは「食事を残す人が少ない」と笑顔を見せる。「まだまだベトナム料理を知らない人も多い。フォーだけでなく、デザートメニューの『ベトナム特別なぜんざい』(390円)は日本人が想像するぜんざいではなく、グレープフルーツの皮の内側の白い部分を使いココナツミルクがかかっているもの。アボカドアイスも手作りでお薦め」とフォンさん。「気軽に食べに来てほしい。そしてベトナム料理を好きになってもらえたら」と呼びかける。

 営業時間は11時~15時、17時~21時30分。火曜定休。

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