船橋市出身・在住のチェロ奏者、植草ひろみさんが7月23日、5年ぶり2枚目となるオリジナルCDアルバム「La vie(ラ ヴィ)」を発表した。
色鉛筆画作家・釘本緑さんによる植草ひろみさんCD「La vie」ジャケットの原画
植草さんは船橋中学校、東京芸術大学付属音楽高校、東京芸術大学音楽学部器楽科卒業後、新日本フィルハーモニー交響楽団に10年在籍し、聖徳大学で講師として14年間指導した経験を持つ。現在は全国各地で音楽活動を行うほか、ラジオのパーソナリティーや指導者としても活躍している。
植草さんは「3年間のコロナ禍を経験して、いろいろ考えることがあった。ようやく落ち着き始めたと思った年明けに、人生を深く考えてしまうような出来事があり、50代最後の年ということもあって、オリジナルアルバムを作ろうと思った」と振り返る。
タイトルの「La vie」はフランス語で「人生、生命」という意味を持つ。植草さんが作曲したオリジナル曲9曲を収録。植草さんに作曲の道を勧めてくれたという、ユニット「Liberoba-リベロバ」の相方で、現在療養中の作曲家兼ピアニスト・中村由利子さんと演奏した約300曲の中から、植草さんが作曲した3曲も収録。中村さんの復帰を願って書いたチェロソロ曲も収録している。
CDジャケットは、船橋在住の色鉛筆画作家でイラストレーターの釘本緑さんが手がけ、ブックレットデザインは総合印刷新報社(船橋市高瀬町)が担当した。ジャケットには、フランスにある邸宅と庭が描かれている。この邸宅は、植草さんが2017(平成29)年、2019年に仏メイエ村のサン・ジュリアン教会でコンサートを行った際、世話になった大切な人の邸宅だという。
「釘本さんとは『船橋人物図鑑』で知り合って以来付き合いがあり、今回は絶対に釘本さんの色鉛筆画でお願いしたかった。急なお願いにもかかわらず、すてきに仕上げてくれて感謝している」と話す。
新報社は、竹口朋子社長の母がもともと植草さんのファンだったことや、朋子さんが植草さんと同じ船橋幼稚園、船橋中学校出身という縁も重なってブックレットデザインを担当した。「船橋がつないでくれた縁で、3カ月という短期間でアルバムが完成した」と植草さん。
「いろいろな思いが詰まったアルバムを聴いていただいて、多くの人に生命、人生の輝きを感じてほしい」と植草さんは呼びかける。
価格は2,800円、申し込みはメールで受付。