市内を拠点に活動する女子軟式野球チームの「千葉マリンスターズ」と「千葉マリンスターズヤング」が10月17日、それぞれ全国大会で優勝と準優勝したことを松戸徹市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所を訪れた。
船橋の女子軟式野球「千葉マリンスターズ」全国大会優勝 中学生は準優勝 =大会の結果を報告する飯沼樹里さん
当日、市役所を訪れたのは、総監督・飯沼樹里さん、代表・飯沼保さん、マリンスターズ選手・林美里さん、田室歩弓さん、津賀友香さん、マリンスターズヤング選手・三田中学校3年の田村小春さん、三山結衣さん、葛飾中学校1年の本多芽衣さん。
同チームは8月に江戸川区で開催された「第 34 回全日本女子軟式野球選手権大会」の「一般の部」で優勝、中学生だけで構成するマリンスターズヤングは「中高生の部」で準優勝を、それぞれ勝ち取った。
マリンスターズは、10月1日に開催された女子軟式野球の日本一を決める「第 29 回女子軟式野球ジャパンカップ王座決定戦」で「第 37 回全日本大学女子野球選手権大会」の優勝校である日本体育大学に3-2で勝利し、全国優勝に輝いた。
「千葉マリンスターズ」は、代表の飯沼保さんが、総監督でもあり娘でもある樹里さんの「大学卒業後も野球を続けたい」という思いを受けて2002(平成14)年に設立。メンバーは現在、千葉県内の高校生以上の13人。2012(平成24)年には中学生のみのチーム「千葉マリンスターズヤング」を設立し、現在は20人が所属している。マリンスターズはこれまで全国大会で7回優勝、マリンスターズヤングは全国大会で2回の優勝経験を持つ。
マリンスターズは前回、前々回と「ダラーズ」(石川県)に敗れて優勝を逃していたが、今回3回戦でダラーズと対戦し、3-0で勝利。監督の飯沼さんは「これまで勝てなかったチームに完封勝利して、すばらしい結果を残した」と振り返った。
キャプテンの田室歩弓さん(21)は「今年こそ日本一になるという目標の下、緊張感もあったが、全員が楽しく野球ができてその結果優勝できてうれしかった。2つの大会で優勝できて本当に野球をやっていて良かったと思えた」と喜びを表した。
前回は全国大会に行けず悔しい思いをしたマリンスターズヤング。今回は準決勝でキャプテン・田村さんがノーヒットノーランを達成し、決勝に駒を進めた。田村さんは「決勝では自分たちの流れに持っていけず悔しかった。11月に始まる来年夏の全国大会に向けての大会でベスト4に入りたい」と意気込みを見せる。
松戸市長は「今回こうして素晴らしい結果の報告が聞けてうれしい。心から拍手を送りたいし、来年こそはヤングとともに完全制覇を狙って頑張ってほしい」とエールを送った。