ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町)のシンボルともいえる風車が改修を終え、3月30日、5年半ぶりに運転を再開した。
花で作られたデンマーク王国の国旗=ふなばしアンデルセン公園の風車、5年半ぶりに運転再開
風車は、童話作家アンデルセンの故郷でもあり、船橋市の姉妹都市でもあるデンマーク王国のオーデンセ市の協力で開園時に建設された。約30年経過し老朽化が進んだため、2018(平成30)年から運転を休止して改修工事を進めていた。工事はデンマークから職人が来日して行われた。
工事中はシートで覆われていたため、完成が待たれていた風車。運転再開日には、多くの来場者が直径22メートルの風車羽根がダイナミックに回る様子を見たり、色とりどりの花と風車を背景に写真を撮ったりする親子連れの姿もあった。
細谷順子園長は「春のお出かけの時期に間に合って良かった。改修工事費用の一部は船橋市がクラウドファンディングで寄付を募って、たくさんの支援金が集まった。多くの人が支えてくれるのは本当にありがたい」と話し、運営課長の藤田司さんは「ちょうど桜も咲き始め、お子さま連れなど多くの方が来園してくれている。明るい公園でのびのびと遊んでもらいたい」と続ける。
子ども2人と両親と一緒に流山市から来ていた夫婦は「この公園には何回か遊びに来ているが子どもたちが体力に応じて伸び伸びと遊べるのがうれしい。自由なこの公園が大好き」と笑顔で話していた。
市内在住でママ友同士だという子ども連れの女性は「幼稚園入園前の子どもを連れて来たが、きれいな公園で子どもたちにとても安全。子どもたちが自由に遊べるので、自分たちにも癒やしの時間がもらえてうれしい」と話す。
5月21日までの開園時間は9時30分~16時、土曜・日曜・祝日は17時まで。月曜休園、祝日を除く。入園料は、一般=900円、小・中学生=200円ほか。風車前の花壇は5月21日まで、デンマーク王国の国旗を花で形どったデザインになっている。風車の運転は土曜・日曜・祝日のみの予定。