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船橋・高根木戸駅近くにパン店「ノンニーノ」 祖父の思いと表具店受け継ぐ

高根木戸駅近く、バス通りに面した店舗外観

高根木戸駅近く、バス通りに面した店舗外観

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 「パンのお店 ノンニーノ」(船橋市高根台7)が新京成線高根木戸駅近くの大通り沿いにオープンして、5月17日で1カ月がたった。

店のロゴを掲げる店主・渡辺ひかるさん=船橋・高根木戸駅近くにパン店「ノンニーノ」

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 店主は西習志野出身の渡辺ひかるさん。4歳からパン職人になりたいという夢を抱き、高校卒業後に専門学校で製菓や製パンの技術を学び、「ブーランジェリー・クー」(坪井東2)や「ベーカリーハイジ」(白井市冨士)などのパン店で約9年間修業を積んだ。

店名の「ノンニーノ」はイタリア語で「おじいちゃん」という意味。「私の夢をずっと応援し続けてくれた、亡くなった祖父への感謝を込めた。くじけそうになった時にも、祖父の応援を心の支えにしていた」と話す渡辺さん。「小さい頃、夜中に泣いて起きてしまった時に、祖父がメロンパンを半ぶんっこしてくれたことが思い出」と振り返る。

 祖父が営んでいた表具店を改装した約6坪の店の中には、国産小麦を使った「食パン」(1斤380円)や「塩バターロール」(240円)、御養卵を使った「たまごサンド」(400円)、「シーザーチキンサンド」(500円)など約30種類のパンと3~4種類のサンドイッチを並べる。

 同店を開く前からネットショップやイベントで販売していたスコーンも引き続き取り扱い、開店後1時間で完売することもあるほど人気を集めている。「スペルト小麦のスコーン」(プレーン300円)と「酵母スコーン」(同280円)に加え、ひらめきや季節によって数種類のスコーンを並べる。「スコーンはミキサーでこねた生地を、さらに手でこねて仕上げている」と渡辺さん。

 「生活の中での楽しみになるような空間づくりを目指している。店での会話や雰囲気を思い出しながらパンやスコーンを味わってほしい」と話す渡辺さん。「スコーンはいろいろな種類を用意しているので、好みのものを見つけてもらえたら」とも。

 営業時間は10時~(売り切れまで)。日曜・月曜・火曜定休。駐車場なし。 

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