昨年10月末に営業を終了した「多丸湯」(船橋市湊町1)の解体工事が1月10日から始まっている。
1954(昭和29)年創業で瓦屋根による破風造りが特徴の「多丸湯」。経営していた小林さん夫婦の高齢化と利用者の減少により、昨年10月31日に営業を終了した。これに伴い、老朽化した建物の解体作業が1月10日に始まった。工事開始から1週間を過ぎ、番台と脱衣所も重機によって解体された。
解体後にできる135坪の土地は駐車場と小林さんの自宅が建つという。「やはり取り壊されているのを見ると寂しさがこみ上げてくる」と小林さん。
船橋市内には今年1月時点で14軒の銭湯があるが、その数は年々減少傾向にある。