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船橋の銭湯で落語家とフォークコンビがコラボ-寄席とライブで銭湯再生

船橋で最古の銭湯だった「ときわ湯」を生ライブ会場として活用する「わらいのくに」

船橋で最古の銭湯だった「ときわ湯」を生ライブ会場として活用する「わらいのくに」

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 船橋最古の銭湯として知られ、昨年9月に惜しまれながら85年の歴史に幕を下ろした「ときわ湯」(船橋市本町3)で7月16日、落語家とフォークコンビが異色のタッグでライブ開く。

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 同湯店主の安田くにさん(84)の名前と、「船橋でたくさんの人に笑顔になってもらおう」という思いからライブ企画は「ときわ湯 わらいのくに」と名付けた。出演は、市内在住の落語家三遊亭円左衛門さん(51)とフォークコンビの「ゴリアカラス」(ギター&ボーカル・太田充さん、アコーディオン・新井ケイジさん)。

 会場は同湯の女湯。脱衣場を演台(ステージ)に見立て、高座は脱衣場の腰掛けを活用する。客席は浴場を使用し、着席数20席、立ち見席30席を確保。浴槽は立ち見専用の特別席となる。

 企画した円左衛門さんと太田さんの2人は、共に妻の縁で船橋に移り住んできた。「外から来た人にも親切な街」と船橋に好印象を感じた2人は「自分たちにできる事で何か恩返ししたい」と意気投合し、共同でライブを企画した。

 テーマは「笑い」。船橋で多くの人に笑ってもらおうと意気投合し異色のコラボレーションが実現した。円左衛門さんは演題に「湯屋番」を選択、ゴリアカラスは6曲程度を演奏する予定。

 「ゴリアカラスは本来フォークデュオだが、笑いの要素を取り入れた笑えるコンビ」と太田さん。「笑いの力で船橋を元気に、くにさんの笑顔が一日でも長く見られるように」とも。

 開演は14時(終演は15時30分を予定)。定員は50人。現在までに25人の申し込みがあるという。当日、駆け込みでの観覧も可だが、座席数に限りがあるので事前予約を勧める。問い合わせは太田さん(TEL 080-3365-8309)まで。

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