本町通りの船橋市中央図書館そばに11月16日、野菜にこだわったメニューを提供する「Bejy Cafe・心」(船橋市本町4、 TEL 047-406-5005)がオープンした。
他店からも注文がはいるという小松菜シフォンケーキ(関連画像)
カウンターとテーブルで20席、17坪ほどの店内は、こだわり食材の一つ、小松菜をイメージした緑色の壁に、開放感のある空模様の天井で、ゆったりと落ち着きのある空間を演出。
30~40代の女性をターゲットに、食事はパスタを中心としたイタリアン、野菜を使用したシフォンケーキや手作りアイスなどを提供する。
特に添加物は一切使用せず、野菜本来の甘みや風味を生かした「こだわり」のスイーツは、「甘すぎず食べやすい」と女性客から評判を集める。
ランチセットは、パスタなど3種類から選び、前菜盛り合わせ、サラダ、ドリンクとセットで1,200円。プラス200円でデザートもセットにする。ランチメニューは、幅広いニーズに応えるため時間帯を設けず、営業時間内であればいつでも提供する。
スイーツは、小松菜やラベンダー、ラズベリーなど、しっとりと柔らかなシフォンケーキ(350円)をはじめ、トマトや黒ビールなど、ユニークな食材を使ったアイス(250円)も。
玄米黒酢を使ったアイスは、黒酢を20分の1にまで煮詰めているため、酸味も感じさせず、穀物のほのかな甘みを残している。
ドリンクは、ハーブティーだけで10種類取りそろえ、アイスコーヒーにはコーヒーで作った氷を使うなど、時間が経っても薄まらないよう気配りも行っている。手間暇を惜しまず、ランチ時の料理も一皿ずつ説明しながら提供するなど、「ゆっくりとくつろげる店づくりを目指している」と、オーナーシェフの心さん(44歳)。
心さんは今年9月に船橋市内に越して来たばかり。船橋の名産を使いたいと考え、栄養価の高い小松菜に着目した。特に甘みが出やすく、スイーツに合わせやすいという「西船橋ひらの農園」の小松菜パウダーを使った小松菜シフォンケーキは、他の店からも「卸してほしい」と注文が来るほど人気のあるメニューだ(テークアウトも可)。
新たなメニュー開発にも意欲的で、鮮やかな色味が特徴的な小松菜の生マシュマロは、ハート形を4つ並べてクローバーに見立て、結婚式の引き出物にも対応するなど、新たな需要の喚起にも力を入れる。
営業時間は11時~19時(ラストオーダー)。火曜定休。