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東船橋の日枝神社で例祭-戦前から続く祭礼で船橋の郷土芸能「ばか面踊り」も

日枝神社例祭の様子

日枝神社例祭の様子

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 東船橋駅近くの日枝神社(船橋市東船橋1)で7月12日・13日、毎年恒例となっている例祭が行われた。

「ばか面踊り」も披露された(関連画像

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 同祭りは1948(昭和23)年から続く宮本下宿自治会が主となって行われており、自治会発足以前の戦前から行われていたほどの古い歴史がある祭礼。毎年7月第2週の土日に行われている。

 下宿自治会の青木茂夫さん(77)は「私が小学校3年生の時終戦を迎えた。そのころから学校に町会の役員さんが来て、今から日枝神社で祭りがあるから子どもたちをすぐに帰して祭りに参加させたいと先生に頼み、自分たちも近所の子どもたちと一緒にみこしをかついで祭りに参加していた」と当時を振り返る。

 青木さんが中心となって地域活性化のために始めたというおはやしは今でも受け継がれており、50年以上続いている。

 境内に設置された舞台では、カラオケやおはやし、ばか面踊りも披露。ばか面踊りでは、面を着けた踊り手たちから子どもたちへのお菓子の振る舞いもあり、子どもたちから歓声が上がった。

 幼いころから同祭りのばか面踊りに参加している河村駿祐くん(13)は、今年はおはやしの太鼓を披露。「幼稚園のころからばか面踊りの練習をして、この祭りにも参加している。部活の傍ら、月2回の踊りと太鼓の練習をしてしる。忙しいが、祭りに参加できるのはとても楽しい」と話す。

 今年は例年以上の来場があり、宮本下宿地区はおはやしの音と子どもたちの歓声でにぎわいを見せた。

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