船橋市内に住む主婦らが市内で活躍する人の手を借り船橋市民を劇団員にして立ち上げたミュージカル劇団「ゆにぃ~く&ぴぃ~す」が、8月19日・20日に開く説明会に向けて劇団員を募集している。
たくさんの仲間が集う市民劇団「ゆにぃ~く&ぴぃ~す」(関連画像)
同劇団は船橋を代表するヨサコイ団体「REDA舞神楽」などの振付師として知られる岡元邦治さん、映画の主題歌なども歌うメジャー歌手の小松優一さんの2人が、市内在住の主婦とおやまゆかりさん、あみちえさんらを支える形で立ち上げた。
子どものころから劇団員になるのが夢だったというとおやまさんと、愛媛大学時代に市民ミュージカルに所属し感銘を受け音楽の道に進んだという岡元さんが「船橋で夢をかなえよう」と意気投合し、市民ミュージカル劇団設立に向けて今春から動き出した。
劇団のテーマは「一人一人の個性は違っていていい、それぞれがユニークなピース(piece)で。それぞれがお互いに認め合っていくことでピース(平和=peace)につながる」。テーマについて、「自分のことを好きになれなければ、本当に人のことを認めることはできない」と岡元さん。
とおやまさんの強い意志に共感し、小松さん、あみさんも合流、4人がそれぞれに得意分野を発揮して劇団員を集めた。現在の劇団員は、9人。オーディションを通過した現団員は、小学校低学年から40代の会社員男性まで幅広い。本番ではセリフを持った役どころを担当する。
今回募集をするのは、セリフはないが歌とダンスでミュージカルを盛り上げる「アンサンブル」という役割の21人。8月19日(東部公民館)、21日(船橋アリーナ)の2日間でオーディションと説明会を開く。
本番は11月23日で、会場は薬円台公民館講堂(○○○)。客席220人の講堂で2回の公演を予定している。演じるのはオリジナルの脚本「7色のサンタクロース」。絵本作家の顔も持つ岡元さんが船橋のタウン誌「MyFuna」で連載中の最新作だ。
ふさぎ込み気味だったり、自己中心的で周囲の空気を読めなかったりするなど、それぞれに個性を持った7人のサンタクロースが自分の価値に気付き、お互いを認め合っていくというストーリー。「障がいを持った子どもや、悩みを抱えた人にも見ていただきたい」ととおやまさん。「大人が本気になって『ごっこ遊び』をしているような感覚のミュージカル。目をキラキラさせて本気で遊ぶ大人にたくさん集まってほしい」とも。