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船橋のアンデルセン公園で「動く絵画」展 最新映像テクノロジーを融合

観覧者の動きにより動く絵画

観覧者の動きにより動く絵画

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 ふなばしアンデルセン公園の子ども美術館(船橋市金堀町、TEL 047-457-6627)で現在、最新映像テクノロジーを使った企画展「動く絵画 うつろいいろは」が行われている。

絵本・映像アニメーション作家の金澤麻由子さん関連画像)

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 作者は、絵本・映像アニメーション作家の金澤麻由子さん(33)。同展の作品では、手描きの絵画とセンサーやカメラなどのデジタルとを融合。京都の大覚寺・大沢池の庭での四季のうつろいを、全長50メートルのスクリーンに描いた。

 「春」のスクリーンの前で手を振り上げると、手のひらから春の花が咲き始め、「夏」の前でポーズをとると、体の形によって7種類の動物に変身する。「秋」の前でジャンプすると映像の中で動物たちが集まり、「冬」の前に立つと、雪だるまの顔が自分の顔になるなどと、観覧する人が加わることで完成するという。

 「美術館は静かに鑑賞するのが普通。でも現代の画家だったらどんなことをするだろうかと考えた」と金澤さん。「笑ったり、ジャンプしたり、遊びながら五感で作品を見てもらえたら」とも。

「四季を愛(め)でるのは日本人の心の原点であり、日本の美意識を集約している」と金澤さん。「癒やし、安らぎをテーマにこれからも作品を作っていきたい」と意欲を話す。 

 開催時間は9時30 分~17時。入場無料。6月21日まで

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