耕作放棄地などで農業を営む「DAIKEIfarm(ダイケイファーム)」(船橋市緑台2)が5月15日、京成松戸線・高根木戸駅近くの駐車場で野菜の移動販売を始めた。
(左から)管理者のタカハシコースケさんと販売者の本田さん=船橋「DAIKEIfarm」が野菜の移動販売開始
販売場所は「猫のひたい」(高根台6)。以前は「三角駐車場」と呼ばれていたシェアスペースとなる。ここで高根町や夏見などの耕作放棄地を活用して栽培した野菜を販売し、地域住民や買い物客の利用を見込む。
不動産業を営む中で地元農家から耕作放棄地の活用相談を受けたことをきっかけに農業事業へ参入した同社。現在は高根町を中心に畑を借り受け、ニンジン、レタス、タマネギ、ソラマメ、スナップエンドウ、キャベツ、カリフラワー、カブなどを栽培している。昨年からサツマイモの詰め放題企画も行い、地域向けイベントとして展開している。
移動販売車は2台体制で運営し、1台は自社前、もう1台は駅周辺など人通りの多い場所で販売している。販売を担当する本田礼さんは、不動産部門の営業事務を経て農業事業も兼務するようになったという。「地主と話す時も、実際に作物を育てて販売している経験があることで、以前より話ができるようになった」と話す本田さん。農作業を通じ、近隣農家から栽培方法の助言を受ける機会も増えているという。
この日に販売を始めた「猫のひたい」では、以前販売していた夏見地区の畑周辺と比べて人通りが多く、「開始初日から販売状況は上々。すぐに商品がなくなった」という。
本田さんは「私たちが作った野菜は収穫仕立てのものを販売しているので市販のものよりも甘みが強く、まだ小規模な農業なので量も少ない。私自身も毎日のように食べている」と話す。
同所を管理者するタカハシコースケさんは「街がにぎわっていい」と出店を歓迎する。
販売時間は月曜・金曜の10時30分ごろ~16時30分ごろ。収穫次第出店し、売り切れ次第終了する。