船橋浴場組合(船橋市本中山4、TEL 047-335-0317)が12月初旬、銭湯PRのためのガイドブック「ふなばしお風呂めぐり」を出版する。
ガイドブックはA4サイズ、10ページのフルカラー。各ページで市内の銭湯を紹介。巻末には暮らしの便利帳も掲載されている。
現在、船橋市には13の銭湯があるが、利用者の減少と店主の高齢化、後継者不足などから閉店が相次いでいる。また、釡やタイル業者の廃業などの理由で新しい設備投資ができないなどの問題も緊迫している。
銭湯の数は、東京都の700カ所に比べ、県内では70カ所ほど。ここ数年特に減少傾向にあるという。これまで同組合では、PRのために「親子ペア入浴券」や第2第4土曜の小学生無料入浴など、年間を通じてさまざまなイベントを行ってきているがさほど効果は得られていないという。
「銭湯は人と人との触れ合いの場所。これ以上減らさないように頑張っていきたい」と、組合長の松丸さん。ガイドブックは、市役所広報課ほか各課の窓口や市役所の出張所に配布される予定。