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船橋の市民ミュージカル「ゆにぃ~く&ぴぃ~す」、旗揚げ公演まで秒読み

市民でつくるミュージカルのレッスン風景

市民でつくるミュージカルのレッスン風景

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 船橋市民から成るミュージカル団体「ゆにぃ~く&ぴぃ~す」が11月23日に迫った旗揚げ公演に向け、急ピッチで歌やダンスなどの最終調整を図っている。

「ゆにぃ~く&ぴぃ~す」メンバー(関連画像)

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 レッスンは、中央公民館(船橋市本町2)を中心に、高根木戸駅近くのカフェ併設スタジオ「アキングダム」(西習志野2)などで毎週土曜日の9時~12時に行っている。現在、劇団員らはダンスと歌のレッスンに汗を流し、細かい部分の調整や確認など最終段階に入っている。

 団体の代表は、ママ活動家として船橋市内を中心に知られている、とおやまゆかりさん。国内トップクラスのよさこい団体「REDA舞神楽」をはじめとした全国の有名チームの振り付けを担当している岡元邦治さん、歌手の小松優一さんらが脇を固める。

 今年8月に立ち上げた市民による手づくりのミュージカル団体で、劇団員をはじめ音響や大道具も全て素人。監督を務める岡元さんは「ミュージカルやよさこいの演出経験者はあるものの監督は初の試み」と話す。

 音楽やアレンジを担当する小松さんは「市民の手づくりだからこそハプニングやアクシデントも面白い要素。完成のない舞台を期待できる」と見どころを語る。

 出演者は22人、スタッフを合わせると50人を超える。総合格闘技のレフェリーで全国的に知られる島田裕二さんやPTA会長として市内の教育界で知られる稲村祥江さん、ママ活動家として活躍する市民など地域活動に積極的に参加するメンバーが顔をそろえる。

 小道具や大道具は段ボールアート、舞台のBGMはオリジナルで音響効果はピアノやギターを使い、その場の雰囲気や観客のノリ具合を見て即興で演奏する。

 劇団のテーマは「一人一人の個性は違っていていい、それぞれがユニークなピース(piece)で。それぞれが互いに認め合っていくことでピース(=平和)につながる」という。

 演者に合わせて岡元さんが台本をどんどん変えるという風変わりな演出方法を採用している。心の悩みや過去のトラウマ、心の傷に触れた生々しい表現や演出が、メンバー間のすれ違いや意見の食い違いに発展したこともあったという。

 「みんなが、お互いを尊重し合って、お互いを受け入れ合って完成に向かっていくミュージカル。どこにもないオリジナルのミュージカルをお届けできる」と岡元さん、小松さんは現在の完成度に胸を張る。

 旗揚げ公演は11月23日10時30分~、13時~の2部制。チケットは全席1,000円で、残り100席程度。

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