船橋の南本町小学校(船橋市栄町1)で2月23日、「船橋の食、再発見」えおテーマにした学習の一環として、3年生児童が「ジャンボのり巻き」作りに挑戦した。
当日は、のりの業界団体「海苔(のり)で健康推進委員会」によるのりの提供と指導を受け、児童70人と保護者によるボランティア15人が参加。「3年生は社会科では船橋の産業について、総合学習では地元産業の一つとしてのりについて学び、11月にはのりについての学習発表会を行った。その仕上げとして、ジャンボのり巻き作りを毎年行っている」と雨宮校長。
特別に用意した長さ25メートルのロールのりに、自宅から持ち寄った各自一合の酢飯と、1人3種類の具材をのせていく児童たち。焼き肉、カニカマ、納豆、たらこ、チーズ、ツナなど思い思いの具材が見られた。
児童からは「酢飯を平らにするのが難しい」「うまく巻けるか心配」などの声も上がったが、慣れない巻き簀(す)を使い「せーの」の合図で一斉に巻き、のり巻きが見事完成。児童全員でのり巻きを持ち上げる際には歓声が上がった。
同委員会のスタッフとして参加した船福(本町6)の篠田社長は「用意した具材は家の人に作ってもらい、その具材を使って友達全員とのりを巻き、また持ち帰ったのり巻きを家族で食べるという、人とのつながりを学ぶ行事とも言える」と話していた。