東武百貨店船橋店(船橋市本町7、TEL 047-425-2211)地下1階で現在、期間限定で「麺や庄の」(本店=新宿区)のオリジナル「ふなばしタンメン」が販売されている。
5月3日に販売が始まるとすぐにブロガーらの間で評判となり、昼になると毎日長蛇の列ができるという。1日150~200食が出ているオリジナルメニューだ。
「麺や庄の」は新宿区内を中心に都内、川崎市に店舗を持つ。昨年、新宿タウン紙のラーメン人気店投票で1位。今年2月に進出したサン・フランシスコではSNSのFoursquare Rankingで旬のレストランとして1位に選ばれている。今回、期間限定で東武百貨店船橋店の「有名ラーメン探訪区」に出店している。
もともと「イベリコ豚のらーめん」で人気があったが、「地元の食材を使って何かできないか」と「麺庄」(渋谷区)社長でラーメンクリエーターの庄野智治さん(36)が「ふなばしタンメン」を考案した。
庄野さんは川崎市出身。高校生の時から趣味で始めたラーメン作りが本業となり、店のメニューは全て庄野さんのオリジナル。「麺や庄の」本店では、今年の春からハマグリを使ったつけ麺を提供している。
庄野さんは「仕入れで船橋市場に行ったときにアサリのうま味の3倍というホンビノス貝や船橋産のニンジン、小松菜、三番瀬のりを知り、船橋の食材を使って地元の人に喜んでもらいたいと思い、試行錯誤を重ねた。デパ地下での提供なのでなじみのあるもの、香ばしさやバランスを考えて『ふなばしタンメン』を作った」と話す。
同商品には、ラードで炒めた大ぶりのホンビノス貝、船橋産の三番瀬のりに小松菜、ニンジン、モヤシ、キャベツ、コーン、ネギ、メンマとたっぷりの野菜を使う。なると巻きに自家製チャーシューものり、粗めにすりおろしたショウガがの風味も特徴。スープはホンビノス貝とアサリ、玉ネギ、ニンニクなどの野菜のスープに豚骨スープを加えてライトに仕上げている。「貝入りのラーメンをたくさん食べ歩いたが、貝の味が強すぎないように工夫した」と庄野さん。
麺は全粒粉の自家製麺で弾力があるがやや細め。1杯890円で味玉のせはプラス100円。チャーシュー増しはプラス200円。女性や小食な人向けに麺を半分にすることもできる(840円)。
営業時間は10時~20時30分(日曜は19時30分・最終日は16時まで)。6月23日まで。