ふなばしアンデルセン公園で1月2日から新年の営業が始まり、営業初日には3000人を超える来場者でにぎわいを見せた。
園内は午前中から来場者でにぎわい、親子3世代での来場者が目立っていた。広大な敷地の芝生広場でくつろぐ家族連れは風よけにドーム型テントを貼り暖を取っていた。
2日にはイベントドームで「和太鼓 誉(ほまれ)」による和太鼓パフォーマンスがあり、多くの人が会場に集まった。同ユニットは茨城県や栃木県で活動する和太鼓奏者・谷口武芳さんと植木陽史さんによる和楽器ユニット。今回が同園での初めてのパフォーマンスとなった。
谷口さんは「正月なので、今回は特別な太鼓を持ち込んだ。3尺3寸(約1メートル)の大きさなので、本来は奏者が5、6人いる場合にしか持ち込まないが、アンデルセン公園のスタッフさんが搬入や設置の手伝いを快く引き受けてくださり、持ち込ませてもらった」と、「信玄ケヤキ」と呼ばれる武田信玄ゆかりのケヤキから作った太鼓を紹介した。
2日と3日の午前中には「にじの池」付近の特設ステージで「もちつき体験」を行い、きねと臼を使った餅つきを誰でも体験できるようにした。ついた餅を食べることはできないが、「やってみたい」と子どもたちが列を成し、2日は約200人が餅つき体験を楽しんだという。
そのほか、「新春コンサート」、佐倉市出身の篠笛奏者・船蔵尚一さんが主宰する「一船会」による「寿獅子」の披露、けん玉師・伊藤祐介さんによる「新春けん玉パフォーマンス」が行われた。
同園管理課担当者は「天気がよかったのもあるが、ここ数年は年明けの来場者の数が以前よりは増加傾向にある」と話す。閉園間際、土産物を販売するショップは混雑し、同園オリジナルの土産グッズを買い求める客も多く見られた。
6日は「コメディアクロバットパフォーマンス」、7日は増田めぐみさんによる「ミュージックライブ」、8日は「太平洋」による「曲芸パフォーマンス」と「やぎさんたちのニューイヤーショー」を開催予定。現在、園内は4万株のチューリップで彩られ、31日まではイベント「冬に咲くチューリップ」も行っている。