船橋市を本拠地にするプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」を運営するASPEの島田慎二社長が1月10日、第93回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会の連覇報告に船橋市役所を訪れ、松戸徹船橋市長と山崎健二副市長と会談した。
千葉ジェッツふなばしは、2017年大みそか、2018年元日と年末年始の2日間で行われたBリーグ公式戦のアルバルク東京戦で連敗。さらに元日の試合で正ポイントガードの富樫勇樹選手が全治3~4週間の負傷でチームを離脱した。
エースの不在で「誰もが厳しいと思っていた」という状況で同大会に臨んだ。守備の強いアルバルク戦での経験を生かし、天皇杯での3連戦を勝ち抜いた。島田社長は「エース不在の中で逆にチームが、いるメンバーで一つにまとまりチームとして戦って勝ってくれたことがうれしい」と、大会を振り返った。
決勝のシーホース三河との対決を前にロッカールームが「私でも中にいられないくらいピリピリした緊張感のある良い雰囲気だった」と当時の雰囲気を話し、「いけると思った。変に緊張しているのではなくやってやるという雰囲気がみなぎっていた。実はトーナメントは負けなしで、本番に強いチーム」と、優勝を実感して試合に臨んだことを明かした。
千葉ジェッツが発足した当初は、「地元開催の船橋アリーナでも観客動員数が2000人を超えれば御の字という時代もあった。少ないときは700人くらいの時もあった」と、3人で当時を振り返る。「いつか千葉ジェッツ渋滞を引き起こしたいねとスタッフと話をしていたが、最近は私がジェッツ渋滞に巻き込まれるくらいになった。逆に地域の皆さんにご迷惑をお掛けしてしまっている」とうれしい悲鳴を上げる。
最後に現在東地区2位で迎えているBリーグの状況に触れ、「2番では駄目。会社の経営も動員数も成績も1番でなければ意味がないと考えている」と島田社長。「Bリーグを制して、ゴールデンウイーク明けに船橋市内で優勝パレードを行う」という市長との約束を再び交わし、優勝の報告を終えた。「優勝の際には、北習志野と船橋の2カ所で優勝パレードを午前午後に分けて開催したい」とも。