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ふなばしアンデルセン公園に新スタジオ 舞台セットや衣装はデンマークから寄贈

式典、テープカットの様子

式典、テープカットの様子

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 ふなばしアンデルセン公園子ども美術館(船橋市金堀町、TEL 047-457-6661)で3月24日、新スタジオ「しっかり者のすずの兵隊」のオープン式典が行われた。

実演の様子(関連画像)

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 同館では2005年にデンマーク王国・オーデンセ市子ども文化センター「ティンダーボックス」の協力により、スタジオ「童話・親指姫の世界へようこそ」がオープンし、アンデルセン童話の世界が体感できる施設として多くの子どもたちが利用している。13年ぶりの新スタジオとなる「しっかり者のすずの兵隊」は、船橋市制施行80周年の記念事業として建設した。総事業費は約2,890万円。

 同スタジオは、子どもたちが衣装やフェイスペインティングで登場人物に扮(ふん)してアンデルセン童話「しっかり者のすずの兵隊」を演じるというもの。

 衣装やセットは、姉妹都市である船橋市に友好の印としてデンマークから贈られた物で、昨年11月までオーデンセ市の子ども文化センターで使われていた。船橋市によると、アンデルセンの世界を体験できるスタジオがあるのはデンマーク王国以外では同市のみという。

 オープン式典には松戸市長を始め、オーデンセン市博物館連合のリケ・ヤン・スビンディングさん、童話作家の角野栄子さん、同スタジオ入り口に飾られているバレリーナを製作した建築美術工芸家の坂上直哉さんらが出席した。

 リケ・ヤン・スビンディングさんは「プロジェクトを通じて友好関係が続くのがとてもうれしい。アンデルセンが生きていれば、本当に喜ぶと思う」とあいさつした。

 テープカットの後は、スタジオ内で豊富小学校3年から5年の児童10人にが劇を披露した。兵隊の衣装を着た豊富小学校5年の鈴木恭雅くんは「とても緊張した」と話し、バレリーナの衣装を着た豊富小学校5年の相馬凛さんは「こんな衣装を着ることができてうれしい。この話は悲しいけれどいい話だと思う」と話していた。

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