船橋出身・在住の作家、森沢明夫さんの同名小説を映画化した「きらきら眼鏡」が9月7日から、「TOHOシネマズららぽーと船橋」(船橋市浜町2)で先行上映される。千葉ジェッツふなばし対西宮ストークス戦が行われた船橋アリーナ(習志野台7)で4月15日、発表された。
リンクス・ビルド代表(左)と犬童一利監督(中央)と森沢明夫さん(右)(関連画像)
船橋をメイン舞台に撮影された同作品では市民オーディションも開催。市民エキストラも多数参加して市民が一緒になって作り上げた。市民をはじめ企業や関連団体からの「地元で上映してほしい」という熱い思いが、9064人の署名という形で「TOHOシネマズららぽーと船橋」の馬場弘昭支配人に届けられ、先行上映が決まった。
同日はティップオフセレモニーで森沢さんがフリースローを披露しティップオフ。ハーフタイムでは森沢さんに加え犬童一利監督も登場。犬童監督は「100年先の海外にも残る作品になる、そういう思いで作ってきた」と話した。「昨年船橋市は市政80周年を迎えた。親子で映画を見ていただいて、20年後の市政100周年の時にまた親子で見ていただき、船橋の街並み、いろいろな違いや変わらないものなど、映画を通して話ができるような、そんなきかっけとなる映画になってほしい」とも。キャストの松原弥生役、古畑星夏さんからのビデオメッセージも披露された。
試合は4722人のブースターが見守る中、終始、千葉ジェッツふなばしがリードする形で、85対69でジェッツが勝利。アリーナ2階にはスワロフスキーを使った「きらきら眼鏡」インスタグラムスポットが設けられ、スワロフスキーでデコレーションした3パターンの眼鏡を用意。それをかけて撮影する姿が見られた。
インフォメーションセンターでは「きらきら眼鏡」の販売とともに映画を告知。試合終了後には同じ場所で森沢さんのサイン会も行われた。市内在住の50代男性は「試合観戦に加え、『きらきら眼鏡』のことも知っていたので両方楽しめた」と話していた。