「麺酒場でめきん」(船橋市本中山2)が下総中山駅前に移転オープンして2カ月がたった。
船橋駅南口で約10年間「でめきん」を営んできた店主の石田弘樹さん(38)は、「10年という節目に場所を変えて心機一転し、家族連れでも利用しやすい店舗を構えてみようと思った」と話す。
2階建ての約16坪の店内には、カウンター5席を含む19席を用意。木材を多く使い、ステンドガラスのライトで「和カフェ」のようなモダンな雰囲気を演出。「2階の内装は妻と相談して女性の目線も取り入れながら考えた」と石田さん。壁には所々に店名にもなっている「でめきん」の絵が描かれている。
同店2階の一部に製麺所を設け、国産小麦を使用して毎日打っている。用意する麺は細麺、中太のストレート麺とちぢれ麺の3種を用意し、メニューによって使い分ける。スープは丸鶏と豚、香味野菜を約7時間煮込んで作り、みそだれは、北海道の赤みそと白こうじみそをベースに、ネギやニンジン、ショウガなどの野菜を加えてじっくり煮込んで作り上げている。
ランチは食券制で、味玉・チャーシューなどがトッピングされている「でめきん味噌(みそ)」(980円)や「味噌ラーメン」(750円)、「醤油(しょうゆ)ラーメン」(680円)などを用意。ラーメンにギョーザとミニチャーシュー丼がセットになる「がっつりセット」や、ミニサラダと黒ゴマプリンとお茶が付く「デザートセット」(以上、ラーメンの価格に100円増し)も人気だという。お子さまセット(480円)も用意する。
夜は一品料理にも力を入れ、「坦々(たんたん)風ゆで餃子(ギョーザ)」などの300円メニュー、「チーズ餃子」などの400円メニュー、「名物肉豆腐」などの500円メニューを用意。ドリンクはビールや焼酎、ワイン、ハイボールなど一通りそろえる。
「移転前のお客さんも来てくれるのでありがたい」と石田さん。「テーブル席もたくさん用意しているので、子連れのランチや家族でも気軽に来てほしい」とも。
営業時間は11時30分~14時30分、18時~23時。月曜定休。