船橋アリーナ(船橋市習志野台7)で2月3日、音楽イベント「第26回音楽のまち・ふなばし 千人の音楽祭」が行われた。
当日は全米大会優勝の実績を持つ「ふなばしチアリーディングクラブSKEWES」によるチアダンスで幕を開け、船橋をメインに活動する歌手・横洲かおるさんが司会を担当した。
小中学校合同吹奏楽、小学校合唱、小中学校合同マーチング、小中学校合同オーケストラでは、学校の枠を超えて小中学生らが共演。その他、ビッグバンド演奏、鳴子踊り、ゴスペル演奏、邦楽演奏、和太鼓演奏など、さまざまなジャンルの音楽団体が演目を披露。
世代を超えた企画として、市内の吹奏楽団の団員たちと一般公募メンバーで結成された「ふなばし千人吹奏楽団」と、市内3校の小学校の吹奏楽部員たちによる合同演奏も。この日のために、事前に各吹奏楽団のメンバーが各小学校を訪問してワークショップを開くという初の試みを経てのステージとなった。
世代間交流企画である一般オーケストラ・中学校合唱・ふなばし市民合唱団合同ステージでは、千葉県出身の指揮者である鈴木衛さんがタクトを振り、ボロディン作曲の「ポロヴェツ人の踊り」を演奏。
音楽祭最後のプログラムは「船橋ドドンパ」。急きょ、アンコールとしてDA PUMPの「U.S.A」をもう一度演奏し音楽祭は幕を閉じた。
終演後、実行委員長を務めた菅野健次さん(53)は「演奏の盛り上がりはもちろん、裏方のスタッフの頑張りもあって、ほぼオンタイムでイベントが進行できたのが本当に素晴らしかった。これだけ大きな規模で、さまざまな団体・メンバーが関わって作り上げられているハイレベルな音楽祭は、世界にも誇れるもの」と話した。
菅野さんは次回も引き続き実行委員長を務めることが決まっている。「来年は2020年のオリンピックをテーマにした企画が検討されているので、ぜひ楽しみにしてほしい」と、来年に向けた意気込みを見せた。