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新京成線が新形式車両「80000形」採用を決定 2019年冬から運行予定

80000形の外観

80000形の外観

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新京成電鉄(鎌ケ谷市くぬぎ山)が4月11日、2019年冬から松戸駅~京成津田沼駅間で新形式車両「80000形」を導入することを発表した。

80000形の内装

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 今冬に導入される新形式車両は、京成グループ標準車両として、京成電鉄と共同で設計したもの。2005年にN800形が導入されて以来、14年ぶりの新形式車両導入となる。

 コンセプトには「~受け継ぐ伝統と新たな価値の創造~」を掲げ、先進的な技術を核とし、さらなる安全性、快適性、バリアフリー機能の向上につながる設備や最新の省エネ機器を導入しているという。

 同社広報部担当者は「外観デザインは質実さ、実用本位を基本としつつ、やわらかさを醸し出すため、丸みを帯びた形状にした。カラーリングは、新たに上部にジェントルピンクのラインを配色し、高架区間走行時もコーポレートカラーが周囲から見えるようになっている」と話す。

 車内には各車両に3台の防犯カメラを設置する。先頭車両には従来と同等の車いすスペースを確保するほか、中間の車両にはフリースペースを設置し、車いすやベビーカーを利用している乗客や手荷物が多い乗客に配慮している。

 そのほか、液晶社内案内表示器画面は2画面化し、きめ細かい案内表示や異常時の情報提供は日本語のほか、英語、中国語、韓国語と4か国語で表示する。全車両には「プラズマクラスターイオン」発生装置を設置する。

 放送装置は、曲線の多い路線条件を考慮し、現在導入されている騒音に対して音量を調整する機能をさらに進化させ、リアルタイムで騒音に追従する放送装置を搭載する。

 80000形が導入されると、現在運行している8000形、8800形、8900形、N800形に加わり、全5種類の車両が走ることとなる。導入車両数は、2019年度は6両1編成のみ。

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