千葉ジェッツふなばしが船橋アリーナ(船橋市習志野台7)で5月19日、シーズンを終えてファンへ日頃の感謝の気持ちを伝えると同時に交流を図るため「ブースター大感謝祭」を開催した。
千葉ジェッツふなばしは、今月11日に横浜アリーナで行われたチャンピオンシップで惜しくもアルバルク東京に敗れたものの、バスケットボール男子Bリーグで2年連続準優勝、東地区連覇、天皇杯3連覇という輝かしい成績を収めた。
船橋アリーナでの開催は初となる同イベントは、全選手、大野篤史ヘッドコーチ、島田慎二社長らが参加。チアリーディングの「STAR JETS」とSTAR JETSユースチーム、マスコットキャラクターのジャンボくんによるダンスで幕を開け、会場内は一気に盛り上がりを見せた。
島田社長は今シーズン52勝8敗という最高勝率を収めたことに触れ、「東地区2連覇、有言実行で勝ち続けたチームには敬意を表する」と話した。今回のファイナルでは初めて泣いたと明かし、「ファイナルの最後の残り5分、19点差の時点で、以前ならもう無理だと諦めていたが、今回は選手もファンも私たちもみんなまだまだ勝てると思った。そういうメンタリティーが皆さんのおかげで育ったということを感じて泣けた。そしてスタッフやチームみんなの姿を見てまた泣けた」と話し、「ファンの皆さんがいい空気感を作ってくれたおかげでチームが育ったと思う」と感謝の気持ちを伝えた。
会場には卓球コーナーとフリースローチャレンジコーナー、かつら姿の大宮宏正選手との「たたいてかぶってじゃんけんポン」コーナーが設けられ、ファンは楽しみながら選手たちと交流を深めた。
会場中央では「慎二の部屋」と題し、島田社長が参加者からのあらゆる質問や人生相談に答えるというトークコーナーが設けられた。西村文男選手とのエピソードや、選手への質問や悩み相談など、普段なかなか聞けない内容が披露され、会場内は笑いに包まれた。
最後は、ブースタークラブ会員を対象とした全選手との握手会でさらに盛り上がり、イベントは幕を閉じた。
「学校で配られたチラシがきっかけでジェッツファンになり、ミニバスも始めた」と話す千葉市在住の小学生の女の子は母親と来場。「千葉ポートアリーナでの試合は全て行き、先日の横浜アリーナにも応援に行った。今日は富樫選手と一緒にフリースローができて最高。選手と近くで会うことができて本当に楽しかった」と笑顔で会場を後にした。