梨農家の「芳蔵園」(船橋市二和東2、TEL047-448-2156)は8月から、梨の販売のほかに「梨ジャム」と「ブドウジャム」を販売している。
梨ジャム販売のきっかけは、昨年10月の台風。風で落下した梨が商品として販売できなくなってしまったため、同園園主の加納慶太さんが味や品質には問題ないことから「何とかできないか」と思ったことが始まり。そこで同園のブドウのジャム作りを以前から依頼していた大久保学園(金堀町)に依頼し、梨をジャムに加工してもらうことになったという。
「その時使う梨の種類によってジャムの味や食感が変わる。まるで梨を食べているような食感を楽しめる」と加納さん。購入者からも好評だったため、今年も「梨ジャム」の販売を始めた。「今後はジャムを道の駅などにも置いて販売したい」と意気込みを話す。
今販売中の梨は「新高(にいたか)」や「新興(しんこう)」。同園では12月いっぱい直売所を開く予定。加納さんは「直売所では、それぞれ品種の違いやおいしい食べ方などの話ができる。来ていただけるお客さまを大切にし、地域の人や店舗と協力しながら、梨農家全体も盛り上げたい」と話す。
営業時間は9時~17時。