ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町)で10月27日、船橋市国際交流協会主催「インターナショナルフェスティバル」が行われた。
同フェスティバルは「世界の国からこんにちは」をテーマとし、主に市内の外国人や国際交流協会で活動する日本人が中心になって行っているイベント。公園内イベントドームでは音楽ステージを開催。南米エクアドルの「ケーナ」の演奏、アラブ音楽に使われる楽器「カヌーン」の合奏、フラメンコ、西安市青少年芸術団の中国の楽器合奏といった多彩なパフォーマンスがあり、フィナーレは英語の歌で締めくくられた。
同時に、広場では、屋台やフリーマーケットなどが催され、各国の特色あるブースや飲食販売などもあったほか、スタンプラリーも行われた。食の屋台では、中国のショウロンポウと餡(あん)餅(ニラ肉まんを平たくしたおやき)、ミャンマーの具たくさんのビーフン、南米のケバブなどもあり、毎年協力出店しているという船橋商工会議所からはホンビノス貝汁の無料サービスがあり、そこには長い行列ができていた。
今年は船橋市と中国・西安市との友好都市提携25周年に当たるため、その記念式典も同日、同会場で行われた。
記念式典では松戸徹市長、西安市の馬副市長ほか関係者が出席し、互いの友好的な活動で、末永く良い関係を続けることを確認し合った。記念品交換で、船橋市からは、三蔵法師が西方浄土を目指して出発した西安市の大雁塔をイメージした万華鏡が、西安市からは中国の国花であるボタンの花苗20種が贈られた。
船橋市国際交流協会の嘉規洋会長からは「船橋市人口63万人は3年前より3%増。そのうち外国人は1.8万人と前年から60%増となっている。近年は外国人が大幅に増え続けており、共生しながら住みよい環境を整えることが重要になっている。その要請に応えたい」と力強いメッセージがあった。