船橋市非公認のご当地キャラクター「ふなっしー」が12月20日、毎年恒例の「ふなサンタ」に扮(ふん)して船橋市内3カ所の子育て支援施設を訪問し子どもたちにプレゼントを配った。
ふなサンタの施設訪問は今年で7回目。この日は、ふなっしーと「ふなっしーの56番目の弟」という「ふなごろー」、ふなっしーの飼い猫「ふにゃっしー」の3体が施設を訪問した。
グッズ制作会社「日テレサービス」「GPS(グレイ・パーカー・サービス)」「ラピート」の3社がふなっしーの呼び掛けに協賛し、約1500人分のおもちゃや文具、キッチン用品、ぬいぐるみなどを「ふなサンタ」事業に提供した。
南本町子育て支援センター(船橋市南本町10)では30組以上の親子が参加するクリスマス会をふなサンタがゲリラ訪問。子どもたちにプレゼントを手渡し、支援センターのテーマソング「あひるのダンス」を参加者らと一緒に踊った。
船橋市立医療センター(金杉1)小児科病棟では、共有スペースに集まった子どもたちを励ましながら一人一人にプレゼントを手渡し。個室も訪問し、子どもたち一人一人に直接声を掛けた。
西船児童ホーム(本郷町)では、所長と幹部職員以外のスタッフが当日朝まで何も知らされていない中、ふなサンタの登場を聞きつけた千葉県の公式キャラクター「チーバくん」、船橋市の産品ブランドPRキャラクターの目利き番頭「船えもん」も駆け付け、クリスマス会を盛り上げた。
西船児童ホームの窓を激しくノックして会場にやって来たふなサンタは「みんな~、一年間いい子にしていたら来年もまたくるなっしー」と約束を交わして記念撮影。「子どもたちにプレゼントを持ってきたつもりが、みんなの笑顔で逆にプレゼントをもらった気分なっしー」と話していた。
「今年一番記憶に残っている出来事は、千葉が台風で被災したこと」とも。「来年はみんなが笑顔で過ごせるような年にしたいなっしな」と話す。