船橋市立船橋高校(船橋市市場4)の吹奏楽部が、テレワークで演奏した動画を4月20日、SNSなどで公開した。
ユーチューブにアップされている2分7秒の動画では、市船運動部の大会応援でなじみの「あっこちゃん」「市船カモン」「市船 SOUL」が演奏され、最後は「離れていても心は一つ。顔晴ろう、市船!」のエールメッセージも添えられている。
今回の動画には、現在休校および部活動自粛中の同校吹奏楽部に所属する3年生58人が参加。「長い休校と部活動自粛で、みんなと当たり前の練習ができない今、同じく苦しい日々を過ごしている市船生のみんなや、日本中のみなさんにエールを届けたい」との気持ちで4月12日に製作を開始した。
自宅などで演奏する様子を自撮りしたものを集め、一つの合奏となるよう編集で組み合わせた「テレワーク演奏」。編集も生徒自らの手で行われたものだという。
顧問の高橋健一教諭は「一定のテンポを保ち、演奏を一つにまとめることに苦労していたが、離れていても一つの目標に向かい励んだことにより、明るく、元気の出る演奏となった。ぜひ多くの方に聴いてほしい」と話す。
生徒からは「一日でも早く、仲間たちと練習できる日が来ること、またスタンドでこの応援ができることを心から願っている」との声も。
動画は、4月27日時点でツイッター上での再生回数が6万回を超えるなどの反響を呼んでいる。それをさらに盛り上げる形で、同校ダンス部3年生たちが吹奏楽部のテレワーク音源に合わせた踊りを披露したユーチューブ動画も公開した。
今回の吹奏楽部の動画を視聴したという松戸徹市長は「まるで野球場にいるかのような気持ちになった」と話した。