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船橋市場の水産仲卸業者が個人宅へ宅配 飲食店が休業で新サービスを

ある日の「玉手箱」の中身。日によって一部商品が変わる場合もある 

ある日の「玉手箱」の中身。日によって一部商品が変わる場合もある 

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 船橋市地方卸売市場内の水産物部仲卸店舗売り場3号通路にある「魚商アーストレーディング」(船橋市市場1、TEL047-489-5830)が4月27日から、取扱商品を個人宅へ配達するサービスを始めた。

チラシを手にする同社スタッフの及川さん

 同社は2018(平成30)年設立で、社長は路川博章さん。主にマグロを取り扱い、取引先として全国に300店舗以上を持つ大手飲食チェーン店や食材卸売商社などがある。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛要請を受け、飲食店は現在休業している。

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 営業担当の及川春菜さんは「飲食店の休業により商品を卸す先がなくなってしまった。売り上げも減ってしまい、何か対策を立てたいと社長から話があり、店頭販売だけではなく個人へ宅配をしよう、と動き始めた」と経緯を話す。

 同社ではツイッターやインスタグラムのSNSアカウントを以前から取得していたが、使っていなかったという。この機会に両者を活用し、近隣へはチラシのポスティングも依頼した。

 4月24日にツイッターなどで情報を発信したところ、徐々にリツイートや購入した人の投稿が増え、「かなり反響があった」と及川さん。

 商品は1点のみで「お魚屋さんの玉手箱」(3,500円)と題し、冷凍のネギトロ、サケの切り身、つぼ抜きイカ、カマスの開きや、アサリ、イクラ、アラ、マグロの切り落とし、タイの刺し身などが入っている。及川さんは「一般的な小売店で買うと5,000円は超える品ぞろえ」と話す。

 路川社長を含めた会社のスタッフ3人が直接配送する。現在は市内限定で注文を受けている。「現在の商品は5月10日でいったん終了し、第2弾は早ければ来週後半ごろから販売を開始予定」と及川さん。店頭ではネギトロや切り身などのばら売りもしている。

 購入者によるSNSへの投稿では「とてもおいしかった」「開けてびっくり、まさに玉手箱だった」といった声が寄せられている。

 注文は電話またはインスタグラムのダイレクトメッセージで受け付ける。電話受付時間は9時~17時。日曜定休。