市立船橋高校(船橋市市場4)卒業生で現在青山学院大学4年生の赤穂雷太(あかほらいた)さんが7月7日、母校の「市船」を訪問し、プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」に特別指定プロ契約選手として入団が決まったことを報告した。
赤穂さんは石川県七尾市出身。地元の中学校を卒業後、2014(平成26)年に市立船橋高校に入学。同校バスケットボール部では男子U18日本代表選手に選ばれるなど活躍。その後は、青山学院大学バスケットボール部に所属し、今年1~3月はB.LEAGUE所属プロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」の特別契約選手として存在感のあるプレーを見せた。
「千葉ジェッツふなばし」の田村征也社長らと共に母校を訪問した赤穂選手は「横浜でBリーグを経験し、自分が一番成長するにはもっと高いレベルでプレーした方が自分の成長につながると思った。競技人生というのは限られていると思う。東京オリンピックなどで日本代表になることも目標にしたい」と都丸輝信校長に思いを話した。
都丸校長は「千葉県に帰って来てくれてうれしい。ジェッツで活躍して日本を代表する選手になり、千葉県に明るい話題を提供していただけたら」とエールを送った。
赤穂選手の市船在校時、バスケットボール部監督で現在同校教頭の近藤義行先生は「赤穂くんは入学当時、足は大きかったが、体はそれほど大きくはなかった。こんなにも早い地元でのジェッツ入りは、この上ない喜び」と話す。赤穂選手は「近藤先生が自分をポイントガードとして使ってくれていなかったら今の自分はない。練習は苦しかったが今ではいい思い出」と振り返った。
「千葉ジェッツふなばし」社長の田村さんは「チームの新しいミッションは『千葉県をバスケットボール王国にする』こと。赤穂選手は私共の地域愛をベースとした活動の理想形の一つ。地元を代表するスーパースターになってもらいたい」と話す。
赤穂選手は体育館を訪れ、後輩部員たちの練習を見学。部員たちに「今年はコロナでインターハイがなくなったが、ウインターカップが残っているのでそれを目標に頑張ってほしい。自分もしっかり結果を残せるよう頑張るので、試合がある時はぜひ応援に来てもらえたら」と呼び掛けた。