「焼肉ホルモン ほるまさ船橋店」(船橋市本町1、TEL 047-401-1829)が7月1日、京成船橋駅近くにオープンした。
同店は柏に本店を持つ焼き肉店。「ほるまさ柏本店」(柏市柏3)は2009(平成21)年に代表の成島弘哲(こうてつ)さんが独立してオープン。成島さんが柏で店を開いて10年がたち、別のエリアでも展開したいという思いから、船橋店をオープンした。
柏本店は地元常連客やファンが多く、コロナ禍でも5月以降の柏本店の売り上げは前年を上回っているという。多くのファンが付く理由について、成島さんは「うちの肉の質には特に自信がある。かつリーズナブルな価格設定にしている」と話す。
同店で扱う肉は、成島さんが信頼を置く業者から買い付けている。成島さんの家族は「焼き肉一家」で、父方の祖母と父がそれぞれ別に焼き肉店を営んでいたという。成島さんは幼い頃から肉の仕入れなどをすぐ近くで見て育った。
成島さんは10年ほど父の下で働き、の技術を受け継い後、。2009(平成21)年に独立。かつて住んでいたことのある千葉県内に店舗を持ちたいという思いから、柏で店を開いたのが「ほるまさ柏本店」。それから10年、新しい地となる船橋で「多くの人においしい食材を楽しんでもらおう」と、4月オープンの予定で準備を進めてきたところ、コロナ禍で内装工事が思うように進まず7月のオープンとなった。
店舗面積は約29坪。落ち着いたトーンの内装で、4人掛けテーブル3卓、3人掛けテーブル2卓、5人掛けテーブルが3卓のほか、8~9人で完全個室として利用できる部屋も用意する。各テーブルは半個室のようにし、各テーブルにしちりんを置いて肉を焼くスタイル。
メニューは柏店とほとんど同じといい、「柏店でほとんどの人が注文してくださるのがタン塩。うちはこのタン塩で有名になったと言っても過言ではないほど」と成島さん。「鮮度のいい内臓系もそろっている」とも。タン塩は「極みタン塩」(1,180円、ハーフ590円)が一番人気だという。
ホルモン系も各種そろえるほか、生肉も取り扱う同店では「和牛ハツ刺し」(830円)、「炙(あぶ)り牛すき」(1,380円)、「黒毛和牛炙りユッケ」なども取り扱う。
「生産者とのつながりも大切にしたい」と、同店で提供するご飯は「茨城のコシヒカリ」とされる小田北条米を使用。岩手県の農家から直送されたニンニクを使った「にんにくオイル焼き」(450円)も「隠れた人気メニュー。ニンニクの味ってこんな?と、味にびっくりすると思う」と成島さん。
「柏店もだが、当店はファミリー層よりもアッパーミドル層のお客さまに多くご利用いただいている。落ち着いた雰囲気でゆっくりとおいしい肉をリーズナブルに楽しんでいただけたら」と話す。
営業時間は17時~24時20分(ラストオーダー、日曜・祝日は23時30分ラストオーダー)。