船橋法典駅から徒歩5分の場所に9月4日、惣菜の店「タツノコ」(船橋市藤原1)がオープンした。
一番人気は唐揚げ。「タッパなどを持参していただいても構いません」と森井さん
店主の森井宏一さんは藤原出身で、法典西小、行田中を卒業している。「服部栄養専門学校」(東京都渋谷区)を卒業後は、「ヒルトン東京ベイ」(浦安市)に就職し、その後レストランと洋菓子の店「KIHACHI」(千代田区)でフレンチや中華なども作り下積みすること10年。「シンガポールシーフードリカブリック」(港区)でアジアンエスニックを作り、マットクラブの調理や屋台料理を習得したという。
住まいは東京だが、実家がある地元船橋を活性化したいという思いや、法典に総菜店がないことなどから、同店オープンを決心したという。
店名は父親の名前に「達」が付くことから、その子どもで「タツノコ」だという。父親が市内で無農薬野菜を育てていることから、その野菜をメニューに取り入れることもあるという。店は母親と妻が手伝い、店に飾られている緑の布看板は、娘のデザインだという。
店舗面積は49坪。メインはテイクアウトだが、店内での飲食もできる。店内には2人掛けテーブル2卓に4人掛けテーブル1卓があり、新型コロナウイルス感染症対策として、壁を抜き、風通しを良くしたという。雨対策でカーテンも取り付けている。
総菜は「鶏料理がメインで、一押しは唐揚げ」と森井さん。定番の「唐揚げ」(100g=100円)、「チキンカツ」「チキンミソカツ」(16時~、1枚=100円)のほか、総菜はその日の仕入れにより、「肉じゃが」「かぼちゃ煮」「牛肉煮」「ひじき煮」(各100g=100円)などがそろう。
近所に住む主婦は「チキンミソカツの大ファン。1枚100円で安いうえにすごくおいしい」と話した。
森井さんは「高校の部活帰りの子や幼稚園帰りの親子連れがよく来てくれる。みんながにぎやかに過ごせるような店を目指している」と話す。さらに「この店を皮切りに、市内に惣菜店を増やしていけたら」という夢も打ち明けた。
営業時間は11時(月曜16時)~20時(売り切れ次第終了)。