10月18日から23日まで開催している市内飲食店の食べ歩きイベント「ふなばシル!!2020」の連動企画として、食事と共に生演奏を楽しむことができる「MusicLive@ふなばシル」が10月19日に始まった。
食と音楽の掛け合わせによって来店者の体験価値を高めると共に、飲食店およびアーティスト双方のファン拡大の機会を創出することを目的に企画した。感染症予防に配慮し、飲食店内での演奏は歌を伴わない編成に限定し、アーティストへの投げ銭には「ふなばシル!!」チケットのキャッシュレス決済の仕組みも導入している。
初日となった10月19日は「カフェシンシア」(船橋市薬円台6)を舞台に、多田ことえさんが箏(そう)の演奏を披露。市内に教室を構える生田流創明音楽会大師範である多田さんが演奏する時間には、カフェシンシアの常連客のほか、多田さんの生徒も集まり、ほぼ満席となった。
来店客からは「『カフェシンシア』には演奏を目当てに初めて訪れたが、とてもすてきな店を知ることができた」「コロナの影響で生の演奏を聴く機会がすっかり無くなってしまっているので、このように音楽に触れられるのはとてもうれしい」といった声が聞かれた。
同カフェ店長の橋本富士子さんは「新型コロナウイルスの影響でお客さまも減ってしまい、なかなかイベントなどもできない時期が続いていた。今回の『ふなばシル!!』や『MusicLive』はとてもありがたい誘いだった。コロナ前の活気が戻ってきているように感じる」と話す。「キャッシュレス決済という点が不安だったが、来店時にスマホでピッとやるだけで会計まで済んでしまうので、これまで以上に来店者の対応に集中できる」とも。
「MusicLive@ふなばシル!!」は今日まで。開催店舗は、「カフェシンシア」(船橋市薬円台6)、「Vine&Shrub」(高根台3)、「アジアンバル MAE963」(本町1)、キッチンカー村「FUNA terrace」(船橋親水公園)。ライブスケジュールは「ふなおん365」ホームページで確認できる。