船橋市在住の筆文字アーティスト・驪龍(りりょう)さんと、イラストライターみづのかをりさんが10月22日、2人のコラボ作品として作ったLINEスタンプの販売を開始した。
驪龍さんは、知り合いの書道家が自分の書いた文字をLINEスタンプにしたのを知り、字でもスタンプが作れるなら自分も作ってみたいと思ったのがきっかけで製作を開始。
文字は描けるがイラストは描けないと、今回イラストライターみづのさんに声を掛けコラボ作品が出来上がった。2人の文字とイラストのデータ加工を担当したのは、同じく市内在住のクリエーター「やまぶん本間組」デザイナーの本間泰雄さん。
驪龍さんは「誰もが知っているLINEスタンプが自分の書いた文字で作れたことが本当にうれしい。自分たちの作品を全世界の知らない方にも見てもらえるきっかけになれば」とにこやかに話す。
みづのさんも「文字のLINEスタンプは面白いなと思った。驪龍さんの字のイメージを壊さないよう、ワンパターンにならないようなイラストを描きたいと思った」と続ける。
今回スタンプになったのは、2人が7月にコラボ出展した「船橋のつくり手たち展」で飾られたイラストの中から選ばれた16種類。
「『びっくり』スタンプがお薦め」と驪龍さん。「イラストを頼んだ際、イメージは文字の空いているところにイラストが入るのかなと思いきや、出来上がりを見てびっくり。文字の背面全体にびっくりしている顔のイラストが描かれていた。これには本当にびっくりした。予想以上のイラストだった」とも。
また「1人の力ではなく、2人、3人と力を合わせればいろいろなことができる。今後も自分の作品を通じて人とつながっていきたい」と意気込みを話す。
スタンプはLINEポイント50P、120円で販売。