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船橋市民ギャラリーで「椿貞雄と清川コレクション」 展覧会図録も完成

椿貞雄の個展スペース

椿貞雄の個展スペース

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 「椿貞雄と清川コレクション」が12月2日、「船橋市民ギャラリー」(船橋市本町2、TEL 047-420-2111)で始まり、椿貞雄の絵画と彼を支えた清川家旧蔵の美術品など約250点が展示されている。

学芸員の山本雅美さん

 椿貞雄は、出身は山形県米沢市になるが、大正末から昭和にかけて船橋市で暮らし、1926(大正15)年には船橋尋常高等小学校(現・市立船橋小学校)の図画教員として働き、船橋に居住している。その後、61歳で没するまで約30年船橋で暮らした。

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 清川家は初代の清川務が1887(明治20)年に船橋で病院を開業、2代目の清川弘道が芸術文化に造詣が深く、千葉県ゆかりの芸術家の作品を収集。3代目の清川尚道は学生時代に椿貞雄に師事、生涯にわたり椿貞雄の弟子で支援者だったという。清川家は3代にわたって収集した美術品184点を船橋市に寄贈、「清川コレクション」として収蔵されている。

 学芸員の山本雅美さんは「これまでも作品展を開催してきたが、今回船橋市が『清川コレクション』を収蔵してから20年。その節目を迎えたことを記念して、この船橋市民ギャラリー全エリアを使って250点もの美術品を展示している」と話す。

 「船橋市にはデジタルミュージアムがあるが、本物を見てもらう機会を作る必要もあると思う。市民の所蔵品なので、ぜひ多くの市民に船橋市にゆかりのある椿貞雄という画家がいることを知っていただき、その作品を目にしていただければと思う」とも。

 新型コロナウイルス感染拡大前から企画していたという同展示会。山本さんは「緊急事態宣言中、椿貞雄と清川コレクションをまとめる時間がたっぷり取れ、展覧会図録『椿貞雄と清川コレクション』という一冊の本にできた」と話す。展示会場でも、船橋市役所文化課でも購入(価格=2,000円)できる。

 関連イベントとして12月18日、学芸員益子実華による展覧会の見どころをスライドでレクチャーする「スライド・レクチャー」を開催。14時~15時。

 開館時間は10時~17時(金曜日は19時)。入場無料。12月23日まで。関連イベントも全て参加無料、関連イベントは要事前申し込み(定員20人、先着順)。