船橋市役所資源循環課や「ふなばしメグスパ」(船橋市大神保町)、市内公民館(工事中の二和公民館を除く)の27カ所で現在、家庭や職場で余っている未使用の食品を持ち寄る「フードドライブ」を実施している。
市では、食品の支援を通じて子どもの健やかな成長に貢献するために活動している「フードバンクふなばし」(金杉5、代表:笹田明子さん)と連携し、子育て家庭などを支援していく。集められた食品は、子ども食堂や福祉施設で活用される予定。
資源循環課の担当者は「フードバンクでの支援件数は、一昨年が22件だったのに対し、昨年は45件と倍増している」と話す。
昨年も10月に1カ月間「フードドライブ」を実施した際は、米やレトルト食品、離乳食など133キログラムの食品が集まり、支援を必要としている家庭などに届けられたという。同担当者は「今回は、前回以上の反響」とも話す。
受け入れ可能な商品は、缶詰、瓶詰、レトルト食品、インスタント食品、米(前年度産まで)、菓子類、麺類、飲料(アルコール類を除く)、調味料、食料油、非常食、離乳食、粉ミルクなど。全て賞味期限の明記があり、賞味期限が2カ月以上残っているもの、常温保存ができ未開封のもの、破損で中身が出ていないものに限る。
同担当者は「『フードバンクふなばし』さんと連携してフードドライブ事業の支援に取り組んでいく。コロナ禍の中で、経済的に厳しい状況に置かれているご家庭も増え、相談件数が急増しているので、食品ロスの削減にもつながる『フードドライブ』に、多くの皆さまのご理解と温かいご支援、ご協力をお願いしたい」と協力を求めている。
「フードドライブ」会場は、市役所4階資源循環課(土曜・日曜・祝日を除く)のほか、公民館(2月11日、22日、23日を除く)、ふなばしメグスパになる。メグスパは、月曜を除いて受け付けるが、現在休館中のため事前に施設への連絡(TEL 047-457-5151)が必要になる。各会場とも実施時間は9時~17時。2月26日まで。