カフェ「SUNNY DROP(サニードロップ)」(船橋市本町1)が3月9日、京成船橋駅近くにオープンした。
店主の金井理津子さんは船橋市出身。アメリカへの1年間の語学留学経験を持ち、大手コーヒーチェーン店で11年間の勤務を経た後に独立した。
店名は「来てくれる人が明るい気持ちになるような店にしたいとの思いと、エスプレッソのしずくをイメージした」と金井さん。店内の壁は、金井さんのアメリカ生活の思い出を取り入れ、ターコイズブルーとコーラルピンクの2色で仕上げた。
金井さんは「好きだったカリフォルニアのメキシコ人街のような、派手だけどかわいい雰囲気と、テラス席でコーヒーを楽しんでいるような気分をイメージした」と話す。今後は入り口横にベンチを置くことも検討しているという。
店舗で特に力を入れているのがエスプレッソ(400円)とラテ(480円)。「アメリカにいた時に、いろいろな場所でおいしいエスプレッソを飲んだ。日本ではドリップコーヒーを主力にする店はたくさんあるので、自分はおいしいエスプレッソを飲める店を出そうと考えた」と金井さん。エスプレッソの質を追求するため、ラ・マルゾッコ社のマシンを導入し、下北沢の名店「ベアポンド・エスプレッソ」で修行をした人の下で入れ方を学んだという。
日替わりランチ(680~900円)も提供し、ランチ目当てに通う客も出始めているという。メニューは、料理が得意だという金井さんがその日の仕入れに合わせて決める。これまでのメニューの中ではキャサディアやルーロー飯、タコライスが人気という。
「船橋に若い人たちが集まり、さまざまな発信が行われるともっと面白い街になるはず。自分の店がそのような拠点の一つになればと願っている」と金井さん。「不定期のイベントもやっていきたいと思い、5月2日の昼には体にやさしい素材にこだわったクレープを出すイベントを計画している」とも。
夜はアルコール類とおつまみも提供するが、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため夜の営業を控えている。
営業時間は11時~22時(現在は18時まで)。最新情報は同店インスタグラムで発信している。