総菜と食品雑貨の店「Cotory Deli（コトリデリ）」（船橋市夏見4）が4月26日、オープンした。

店内の様子

　店主の羽根井貴子さんは、船橋市生まれ船橋市育ち。「ワーキングマザーなので、夕飯に困っていた経験から、自分がこんな店があったらいいなと思っていた。自分が欲しかった店を作った」と話す。「地元船橋に何か貢献できたらという思いもあった」とも。

　店名やロゴは「小鳥」をイメージ。「覚えてもらいやすく、無条件でかわいいと思ってもらえたら」と羽根井さん。店舗面積は15坪。店内はアースカラーを使い、カフェのような雰囲気を演出する。壁際と窓際に椅子を置き、中古の食器など日用雑貨の販売も行う。

　羽根井さんによると、オープンに当たり、かつて職場が一緒だった佐野房江さんに声を掛け、多くの飲食店を回りながらメニューを一緒に検討したという。特に総菜の色合いには気を使い、目で見てきれいと思える配色を心掛け、気分が上がるグリーンやオレンジなどのビタミンカラーを取り入れるようにしているという。

　メニューは日替わりで用意する。店舗前に「本日のメニュー」として、日替わり総菜を紙に書いて張り出す。メニューは、チキン南蛮づけ（340円）、三つ葉と桜エビのたきこみご飯（300円）、マカロニサラダ（200円）、トマトときゅうりのナムル（200円）、さばのペペロンチーノ（320円）など。

　メニューのコンセプトは「ココロにおいしい癒やしご飯」。羽根井さんは「疲れたり、気持ちが沈んだりしたときでも、温かくておいしいものを食べて、みなさんにふーっと穏やかな気持ちになってもらえたら」と話す。

　「栄養面からも、炭水化物など一つの食材に頼らず、肉や魚、野菜などから幅広い栄養素を取り入れて、栄養不足を防いでほしい」とも。「なるべく国産・手作り・地産地消を心掛け、食で癒やしを提供する店にしたい」とほほ笑む。

　営業時間は11時～18時（商品なくなり次第終了）。日曜・月曜定休。