季節の野菜をたっぷり使ったビーガンの店「vegecafe(ベジカフェ)ハナウタ」(船橋市夏見3、TEL 047-424-844)が住宅街にオープンして1カ月が過ぎた。
店主の金子雪子さんはこれまで、スローフードやコーヒー店で料理を担当したほか、カフェ立ち上げなどにも関わり経験を積んできたという。金子さんは「実家の母が作る無農薬野菜を使って、いつかカフェや食堂をやりたいと思っていた」と話す。
同店は同所で営業していた「菜食Cafe はっちとみつ」を居抜きで使う。ベジタリアンの店として営業していた「菜食Cafe はっちとみつ」は、金子さんが以前から気になっていた店で、テナントを募集していることを知り、店主に会いに行き意気投合したという。
店舗面積は6坪。4人掛けテーブル2卓、2人掛けテーブル1卓、2人掛けソファテーブル1卓をそろえる。「菜食Cafe はっちとみつ」からの常連客も大切にしながら、金子さんの原動力になっているエレファントカシマシ(以下エレカシ)を象徴する象(エレファント)の置物で、金子さんの色も添える。
金子さんは「一番好きな曲は『ハレルヤ』で、この曲を聴くと前向きな気持ちになる」と話す。店名の「ハナウタ」もエレカシの曲から選んだという。「鼻歌を歌いながら気楽にくつろいでほしい」という願いも込めている。
金子さんの母親が作る野菜と季節の野菜を取り入れ、無農薬の野菜をできるだけ使い、無添加を心掛けて作っているメニューには肉、魚、牛乳、卵、白糖、蜂蜜は使わない。ランチメニューは「本日の限定メニュー」(サラダ・スープ・ドリンク付き、ランチセット=1,450円、本日のデザートセット=1,830円)、「ひじきおからコロッケ」「大豆ミートからあげ」(以上、ドリンク・スープ・ご飯付き、ランチ=1,350円、デザート付き=1,730円)。
ドリンクは、コーヒー、紅茶、ハーブティー(以上350円~)。 ハーブティーは数種類そろえ、店内で販売するものもある。自家製の「うめジュース」(400円)は夏季限定。
金子さんは「遅い時間まで仕込みに時間がかかることもあるが、料理が好きだからとても楽しい。おいしかったと言ってもらえることが何よりもうれしい。今後も野菜をたっぷり使ったおいしい料理を作っていきたい」と笑顔で話す。「売り切れの時もあるため、予約してから来店いただければ。ペットも同伴できるので、予約の際に伝えてもらえたら席を用意できる」とも。
営業時間は11時~17時。火曜・水曜定休。