船橋市民ギャラリー(船橋市本町2、TEL 047-420-2111)で5月24日、船橋が舞台の映画「20 歳のソウル」全国ロードショーに先駆け、「20歳のソウル展」が開催される。
主催は船橋市文化・スポーツ公社と映画の制作会社の日活(東京都文京区)。「20歳のソウル」製作委員会が協力、船橋市と船橋市教育委員会が後援する。
映画「20歳のソウル」は、2018(平成30)年8月に発行されたノンフィクション小説「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」(幻冬舎文庫)を映画化したもの。5月27日から全国一斉公開になる。
同ストーリーは、船橋市立船橋高校(以下市船)吹奏楽部員だった浅野大義(たいぎ)さんと、同部の絆が生んだ奇跡をたどったもの。同校の応援曲「市船soul」は浅野さんが吹奏楽部員だった当時、野球部を応援するオリジナル曲を作りたいと作曲。作曲の難しさに葛藤しながらも、顧問の高橋先生や仲間らに助けられ「市船soul」が誕生した。
この楽曲は、「神応援曲」と呼ばれるようになる。浅野さんは20年という短い人生だったが、音楽の夢に向かって全力で生き、吹奏楽部メンバーとの強い絆を大切に力の限り生き切った。
同展は、映画撮影時のスチール写真やオフショット写真をはじめ、映画撮影で使った品のほか、市船吹奏楽部の活動の足跡、主人公のモデルとなった浅野大義さん愛用の品などが展示される。
「映画に関連する写真だけでなく、市船の吹奏楽部を知ってもらえるような展示もしているので、みなさんに広く知ってもらえれば」と関係者。
期間内に市船吹奏楽部メンバーによるアンサンブル演奏も予定している。演奏は5月28日と6月4日。いずれも14時~16時に数回演奏する予定。
同展は6月5日まで。開催時間は10時~18時。