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船橋市場「三代目田久保食堂」の経営者交代 市内飲食店経営者が引き継ぐ

左が西内さん。船橋市場で朝4時に魚を仕入れる

左が西内さん。船橋市場で朝4時に魚を仕入れる

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 船橋市地方卸売市場関連棟にある飲食店「三代目田久保食堂」(船橋市市場1、TEL 047-422-5726)の経営者が4月1日、交代した。

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 経営を引き継いだのは、市内北本町にある魚料理を中心とした店「魚unLOC(さかなアンロック)」(北本町1)店主の西内大さん。

 西内さんは船橋市大穴出身。大手外食企業の管理職を経て市内寿司店で長く修業を重ね、2012年に独立。白身魚専門店「魚unLOC」の経営者・料理長として現在も現場に立つ。

 扱う魚は船橋市場で自ら目利きして選び、仕入れの日は毎朝4時に市場に行くのが西内さんのポリシー。「既に選び抜かれた魚が並ぶ市場で、朝4時は良いものが一番多く並んでいる時間帯。高級デパートで買い物をする気分」と西内さん。

 魚は市場内の仲卸「川市」で仕入れているという。同店は江戸時代から続く店。早朝、市場に行き続けるうち、船橋市場をもっと盛り上げたいと思うようになったという西内さん。常連として通っていた「田久保食堂」の代替わりの話を耳にし、西内さんの会社が正式に経営を引き継ぎ、西内さんは「市場の中の人」になった。

 「今は料理人もアプリで魚が注文できる時代だが、魚を目利きで選ぶとか、市場で仲卸さんと良い関係性を作るとか、そういうアナログな部分も大事にすべきでは。朝4時に仕入れに来ることをSNSで発信し続けている」とも話す。

 「今は川市さんでunLOCの分と田久保食堂の分を仕入れている。両店で使う魚は違うが、川市さんの魚はどれもいいものばかり」と西内さん。これからも市場の良さをいろいろな形で伝えたい」と西内さんは意気込む。

 営業時間は2時~14時。日曜定休。

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