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御瀧不動尊で「蛍の夕べ」 3年ぶり開催、過去最高の1000人超来場

和太鼓の演奏やバカ面踊りなどが披露された境内

和太鼓の演奏やバカ面踊りなどが披露された境内

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 御瀧不動尊(船橋市金杉6)で6月12日、3年ぶり6回目となるホタルの放流イベント「蛍の夕べ」が開催され、過去最高となる1000人を超える来場者があった。

ホタルを放流したせせらぎ

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 境内には湧き水があり、海老川の源流とされる「行者滝」がある。イベントを主催するボランティア団体「お瀧・蛍プロジェクト」代表の斉藤征昭さんは「ここのせせらぎを整備すれば、ホタルの生育に適している場所になるはず」と約10年前からホタルの放流活動を続けている。

 イベントは16時30分に始まり、暗くなるまでの間、境内では子ども和太鼓「高野太鼓」による演奏やボランティア団体による「船橋ばか面踊り」などが披露され、会場を盛り上げた。そのほか地域ボランティアが作る「竹とんぼ」の販売、有志の主婦たちが作ったおにぎりやみそこんにゃく、フルーツポンチなどの販売もあり、家族連れなどでにぎわった。

 暗くなるとホタルを放流するせせらぎ付近には長蛇の列ができ、来場者は数人ずつに区切られてホタルを鑑賞した。ホタルを放ったエリアはネットなどで区切られていないため、人の列のすぐ近くまでホタルが飛んで来る様子も見られた。

 会を終え、斉藤さんは「今年は、これまでで来場者が一番多い。正確な数は分からないが、ホタルを見に来てくれた人だけでも1000人は優に超えている」と話す。「今回、開催して本当に良かった。多くの人に『感動した。ありがとう』と声を掛けてもらった。ボランティアスタッフも『来場者が帰る際、ありがとうと声を掛けられた。今までで初めて』と驚いていた。ホタルを初めて見たという人もいた」と安堵(あんど)の表情を見せた。「6回目でやっと認知されてきた。私たちの夢は、この『蛍の夕べ』を続けること。いつかはこの地で育ったホタルだけで『蛍の夕べ』を楽しみたい」と意気込みを見せる。

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