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クボタスピアーズ、ラグビーリーグワンで初優勝 クラブ創部以来初の快挙

優勝トロフィーを手にしたクボタスピアーズの選手ら

優勝トロフィーを手にしたクボタスピアーズの選手ら

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 「NTTジャパンラグビーリーグワン2022-23プレーオフトーナメント」の決勝が5月20日に国立競技場(東京都新宿区)で行われ、「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」が2連覇を狙う「埼玉パナソニックワイルドナイツ」を17対15で制し、クラブ創部以来、初めての優勝を果たした。

キャプテンの立川理道選手を胴上げする選手ら

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 船橋に拠点を置くプロラグビーチーム「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」は、1978(昭和53)年創部の歴史あるチーム。5月14日に行われた準決勝では「東京サントリーサンゴリアス」に勝利し、創部以来初の決勝に進むことが決まった。

 試合開始前には、「ジャパンラグビーリーグワン マスコット総選挙2022-23」が開催され、スピアーズのマスコット「スッピー」は22チーム中6位になった。

 ラグビー日本代表の認知度向上と大会の機運醸成などを図るために新設された、ジャパンラグビーアンバサダーとして櫻井翔さんが登場し、トロフィーセレモニーも行われた。

 決勝戦当日は、オレンジのユニホームを着たファンのオレンジアーミーも多く駆けつけ、4万1794人の観客が見守った。試合は終始盛り上がり、大きな声で応援する子どもの声も多く聞こえた。

 試合の前半は両チームともトライがなく、スピアーズのバーナード・フォーリー選手がペナルティーゴール3本を決めて9対3とリードして前半を折り返した。

 後半は、パナソニックの堀江翔太選手のトライ、山沢拓也選手のキックが決まり12対10に。さらに点が追加され逆転されるものの、後半29分に立川理道選手からのキックパスを受けた木田晴斗選手がトライを決めて逆転し、17対15で優勝を決めた。

 優勝が決まった瞬間、会場からは大きな歓声と拍手が送られ、選手らは肩を抱き合って喜びをかみしめ、涙を流して喜ぶ姿も見られた。

 2012(平成24)年4月の入団から12年目で初の優勝を果たしたキャプテンの立川選手は「本当にうれしい。オレンジアーミーの皆さんのおかげ」と感謝し、「トップリーグの前身のトップ・イーストの頃から、会社の皆さんに根強くサポートしてもらった。少しでも、恩返しできていたらと思う」と話した。選手らは表彰式の後に場内を一周し、ファンに手を振って喜びを分かち合っていた。

 船橋から応援に駆け付けた50代のファンは「今日の試合は我慢の試合だったが、ミスをせずディフェンスも良かった。優勝できて本当に最高」と笑顔で会場を後にした。

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