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船橋アリーナで「船橋市成人式」 新成人によるパフォーマンスも

「船橋市成人式」の様子

「船橋市成人式」の様子

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 船橋市と船橋市教育委員会が主催する「令和5年船橋市成人式」が1月9日、船橋アリーナ(船橋市習志野台7)で開催された。

同級生との再会を喜ぶ新成人

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 民法の改正により2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたが、市ではアンケートの結果を踏まえて、現行通り20歳を対象に「船橋市成人式」として開くことになった。

 2002(平城14)年4月2日~2003(平成15)年4月1日に生まれた人が対象で、6226人。成人式は「船出 ~未来へ漕ぎ出せ 船橋ソウル~」をテーマに、中学校区によって12時と15時の2回に分けて開催。各部の式典前半は市長あいさつや来賓祝辞など、後半は毎年恒例の「二十歳のアピール」が行われた。

 式典の司会進行は、事前の応募で集まった新成人から成る企画運営委員が務めた。松戸徹市長は「コロナ禍で学校生活など制限があり大変だったと思うが、友達や家族とつながりをもって乗り越えてきたと思う。そしてそれが大きな財産になると思う。皆さんのいろいろな思いや願いがかなうことを願っている」とエールの言葉を送った。

 「二十歳のアピール」は、20歳を迎える人を対象として事前に募集し、今回は1部・2部合わせて8組が登壇。さまざまな中学校出身の17人から成る吹奏楽メンバー「ふなふなブラス」による演奏や、中学卒業後ニュージーランドに移住した新成人による体験スピーチ、ジャグリング、箏の演奏、書道パフォーマンス、独唱、松が丘にあるダンススタジオ「Studio jammin(ジャミン)」によるダンス、「REDA舞神楽」のよさこいが披露され、会場を盛り上げた。

 昨年5月に公開された映画「20歳のソウル」に出演した神尾楓珠さん、佐藤浩市さんのほか、新成人でもある読売ジャイアンツの秋広優人選手、千葉ジェッツふなばしの富樫勇樹選手、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの根塚洸雅選手、ふなっしーから新成人に向けてのビデオメッセージも紹介した。

 最後に主催者、来賓、出演者がステージに上がり、毎年恒例の会場全員で行う「船橋成人手締め」で幕を閉じた。

 成人式に参加した御滝中学出身の佐藤萌花さんは「教員を目指しているので、こらからも大学や地域で多くのことを学んでいき、周りにいる方々のようにすてきな大人になりたい」と抱負を話し、宮本中学出身の宮下凌さんは「幼稚園から高校までのたくさんの旧友と再会できてとても充実した時間になった」と喜びを表した。同じく宮本中学出身の掛村浩輝さんは「一人の『大人』として扱われていくことに対して不安は感じるが、成人したことを期に誰かに支えられる立場から誰かを支える立場の人間へと成長していきたい」と力強く話した。

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