船橋を代表するご当地キャラクター「ふなっしー」とその家族がサンタクロースの衣装に身を包み12月21日、健伸幼稚園（船橋市丸山5）など4カ所の子育て支援施設を訪問し、約1000人の子どもたちにプレゼントを手渡して回った。

ふなっしーが地域の子育て施設を回る「ふなサンタ」が10回目

　サンタの衣装を着た「ふなっしー」がファミリーと一緒に子どもたちにプレゼントを配って回る活動を始めたのは2013（平成25）年。「いつか有名になったら子どもたちにプレゼントを配って回りたいなっしー」と公言していたふなっしーは、その後、テレビなどで一躍有名になり、同年、地域の商店会や子育て支援施設の協力を得て「ふなサンタ」を実現させた。

　活動を始めて11年目、10回目のリアル「ふなサンタ」となった今回、ふなっしーの幼なじみ「ぺアンヌ」も活動に加わった。午前中に創立50周年を迎えた健伸幼稚園を訪問。在園児や保護者、関係者ら400人が集まる中で来場者や先生からの質問に答えた。

　午後から夏見児童ホーム（夏見4）、塚田児童ホーム（前貝塚町）でプレゼントを手渡し、船橋市地方卸売市場内で行われていた学習支援の子ども食堂「しゅくだいかふぇ」（市場1）を訪問。各所で子どもたちとの触れ合いを楽しんだ。

　当日の感想を求められたふなっしーは「子どもたちからいっぱい笑顔をもらってみんな喜んでいるなっしー」とコメント。来年の抱負を聞かれると「ねぇなー…」とひと言。「でも、みんなで楽しく過ごせればいいかなぁーな思っているいるなっしー」とも。

　「今の気持ちをダンスで披露して」という記者リクエストに応え、「できるなっし？」とファミリーに確認すると、「みぎ、ひだり…メリークリスマース！」とラインダンスを披露。こども食堂を訪問し子どもたちやボランティアの大学生を慰労したファミリーは、最後に児童養護施設「恩寵園」（薬円台）へプレゼントを届け、今年のふなサンタ活動を終了した。