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船橋・石井食品本社で「琥珀のラオス展」 女性の自立を支援する団体が企画

代表の石原ゆり奈さん=船橋・石井食品本社で「琥珀のラオス展」 女性の自立を支援する団体が企画

代表の石原ゆり奈さん=船橋・石井食品本社で「琥珀のラオス展」 女性の自立を支援する団体が企画

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「琥珀(こはく)のラオス展」が現在、石井食品本社(船橋市本町2)1階のイベントスペース「ヴィリジアン」で開催されている。

雑貨なども展示販売する=船橋・石井食品本社で「琥珀のラオス展」

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 世界の女性が自立して生活できるようになるための支援を行うNPO法人「Support for Woman’s Happiness」が企画。事故やポリオ後遺症などで身体障がいを持ったラオス女性たちの手工芸品など約100点を展示販売する。

 代表の石原ゆり奈さんは大学在学中から海外の教育支援活動に参加。卒業後も学校設立など教育支援事業に携わり続けてきたが、学校の開設後、通って来る子どもたちは健常者ばかりという事実に気が付き、障がいが理由で遠距離の通学ができない子どもたちの存在を知った。

 2017年には、現在20~30代になる女性の学生時代は医療が行き届いていなかった時代、教育を受けられなかった女性たちの自立支援をする「福祉事業」を始めた。

 ラオスでは金銭的な理由で農薬などを購入できないことから、ほとんどがオーガニック栽培になるという。オーガニック綿花のストールや服、部族・地域特有の刺しゅうが施されたコースターやバッグ、タペストリーなどに加え、同NPOで関わっている「バタフライピー農園」から取れたものを静岡県御殿場市の就労支援事業所で加工した茶も販売。そのほか、企業とのコラボで実現したチョコレートなどの加工品も販売する。

 石原さん自身が学生時代から世界へ飛び出し職業選択の幅を広げ、キャリアを作ってきた経験から、学校や大学などでキャリア講演も行う石原さん。「若い人たちに普通の人生とは違う道を選んでいる大人がいることも知ってほしい」と経験のシェアも行っている。

 「ラオスと関わりがあるとか、行ったことがあるから懐かしいという方だけでなく、オーガニックコットンや民族の手工芸刺しゅう、フェアトレードなどに興味のある方もぜひ足を運んでほしい。福祉の作業所を運営する方との連携などもできたら」と石原さん。

 開催時間は10時~17時。日曜休館。12月27日まで。

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