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千葉工大生、船橋・北習志野の4商店会に「きたならシール」など活性化案

参加者の集合写真=船橋・北習志野の4商店会に千葉工大学生が「きたならシール」など活性化案

参加者の集合写真=船橋・北習志野の4商店会に千葉工大学生が「きたならシール」など活性化案

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 千葉工業大学デザイン科学専攻の学生らが12月12日、北習志野駅周辺の4商店会に向けて「きたならプロジェクト」のプレゼンテーションを行い、北習志野駅付近の4商店会長、市内各所の商店会会長らが参加した。

提案に対して意見交換する商店主ら=千葉工大生、船橋・北習志野の4商店会に「きたならシール」など活性化案

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 津田沼パルコ閉店時のイベントをきっかけに船橋市商店会連合会と関わりを持つようになった同大。これまでも授業の一環で、「JuJuきたなら商店街」「エールきたなら商店会」「ビアーレきたなら商店会」「北習志野エビス通り商店会」の4商店会に入り、10月・11月の2回にわたってアンケートを実施してきた。

 アンケートの結果によると、多くの会員が「まちとのつながりを持ちたい」という理由で商店会に加盟したことが分かり、理想の商店会像としては「多くの人たちが出会える場」「良く話し、笑うこと」「集客イベントの必要性」が多く、「4商店会合同でのイベント」「子どもや若い人が楽しめるイベント」「まちが元気になるイベント」の必要性を感じているという。

 そこで学生たちはアンケートの意見を「メリットとして会員が考えているものはほぼ同意見」「若い人をどうにかしなければならない」と捉えるが「今やっていることのままで良いと感じている人も多い」「負担が高くなることへの懸念を心配している」ことも踏まえ、案を練った。

その上で「まちとのつながり」「子どもの笑顔」「若者に刺さる」という3つのコンセプトを導き出し、これらを満たす企画として、「きたなら商店会シール」「商店会リアルキッザニア」「きたならマーケット」を提案した。

 「きたなら商店会シール」は、商店会の会員たちの似顔絵シールを作成し、これを商店会の来店動機につなげようというというもの。「商店会リアルキッザニア」は、商店会での仕事体験を通じて子どもたちに商店会を知ってもらう機会を創造し、地域のことを知り、その良さを感じてもらう取り組み。「きたならマーケット」では商店会会員やそうではない人も、いろいろな人が出店することでつながりが生まれ、将来的には空き店舗対策にもつながるのではないかと考えた。

どれか1つだけを行うのではなく、それぞれの企画を通じて商店会活性化を継続的、複合的に目指していこうというプロジェクトチームを結成・運営していくことを提案した。

 提案後にはディスカッションの時間を設け、熱心な意見交換が行われた。今回参加した北習志野4商店会外の会長からは「うちの商店会についても取り上げてもらいたかった。実用性の高いアイデアだと思う」などの声が聞かれた。

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